キッチンリフォームをする前に!知っておきたい失敗例と注意点
主婦の方だけでなく、料理が好きな方も使いやすいキッチンに憧れて、キッチンリフォームを考えている方は多いのではないでしょうか。ただし、キッチンの選択や重要視するポイントによっては、満足のいくリフォームができない可能性があります。
実際にキッチンリフォームをした人々の中には、「イメージとは違ったな...」「思っていた通りにはならなかった...」と後悔している方もいます。
そこで、そういった後悔をすることがないように、必ず知っておいてほしいキッチンリフォームの失敗例と、注意点についてご紹介していきます。キッチンリフォームを検討している方はぜひ参考にして、理想のキッチンを手に入れてくださいね。
キッチンリフォームにおける失敗例5つ
まずは、キッチンリフォームにおいて実際にあった5つの失敗例をご紹介していきます。どうして失敗したのか、どのような不満があったのかを考え、過去の事例から学んでリフォームの失敗を回避しましょう。
また、失敗例を知っておくことで、自分の考えを見直す機会も得られるでしょう。以下でご紹介する内容は、よく見られる失敗例です。これらを参考にして、満足のいくキッチンリフォームをしましょう!
低予算のリフォームで物足りないキッチンに
キッチンに限らず多くのリフォームにおいては、高額な費用が必要になることがあります。そのため、多くの方はできるだけ抑えた予算でリフォームがしたいと望まれていることでしょう。確かに、キッチンリフォームは低予算で行うことが可能ですが、無理をして予算内に収めようとした結果物足りないキッチンになってしまったというケースがあります。
キッチン本体や床・壁などのデザインが合わないと、仕上がりが物足りなくなってしまいます。そのため、まずは予算内でどのようなリフォームができるのかを業者に確認しましょう。そこで納得できる内容でなければ再度予算を考え直してみてください。
キッチンの場所を変更したらキッチンが暗くなった
キッチンリフォームの際、キッチンの場所を変更したいと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし実際には、場所を変更したことでキッチンが前より暗くなってしまったというケースがあります。
元々キッチンの場所が窓際だった場合、移動させたことで日当たりが悪くなり結果的に薄暗く感じてしまうことがあるようです。そのためキッチンの場所の変更を考えている方は、移動後のキッチンの状態をしっかり想定しておくことが大切です。
キッチンの高さが自分の身長と不適当
キッチンは使用する方の身長に合ったものを選びましょう。高さをしっかり確認せずに選んでしまうと、せっかくリフォームしたのにかえって使い勝手の良くないキッチンになってしまうこともあります。実際、デザイン重視で選んでしまい、キッチンの高さが身長に合わず失敗したというケースがあります。
リフォームを成功させるにはキッチン選びはとても重要なポイントになるので、気に入ったキッチンが自分の身長に合っているのかをしっかり確認してから決定するようにしましょう。
調理スペースが手狭で使いにくい
人数の多い家庭では食器を洗う量が多くなってしまうため、大きいサイズのシンクにリフォームしたいと考える方は多いのではないでしょうか。しかし、実際にシンクのリフォームをされた方の中で、大きなシンクにした分調理スペースが小さくなってしまい、失敗したというケースがあります。
キッチン自体の大きさに釣り合ったリフォームをしないと他の部分のスペースが削られ、メリット・デメリットが出てきてしまいます。部分的に改善するのは良いですが、全体のバランスと機能性をしっかり考えて失敗を防いでいきましょう。
ゴミ箱を置く場所がない
リフォームをすることで快適なキッチンを実現したつもりが、ゴミ箱を置く場所がなくなってしまったケースもあります。リフォームを全て業者に任せている方は、特にご注意ください。施工前に提示される図面をしっかり確認しないと、完成するまで必要なスペースが不足していることに気づかないかもしれません。
そのため、リフォーム自体は業者に委ねるしかありませんが、重要な点や気になる点についてはしっかりと確認しておくことが不可欠です。
キッチンリフォームを成功させるためのポイントは?
ここまで5つの失敗例をご紹介しましたが、どれも部分的に失敗した事例でした。次はキッチンリフォーム成功のために、全体的に注意するべきポイントについてご紹介していきます。
注意するべき点を把握しておけば、満足のいくリフォームの実現に近づきます。それでは、キッチンリフォームを成功させるための手順を確認していきましょう!
重要ポイントを押さえて優先順位を決定する
まず以下の項目からリフォームを行う優先順位を決定していきましょう。
- リフォーム費用・・・コストを最小限に抑えたい、または予算内に収めたい
- 間取り・・・動きやすいか、必要となるアイテムを設置するためのスペースは確保できるか
- 収納スペース・・・キッチン用品や保存食、ストック品などの保管場所を設置する
- 使いやすさ・・・キッチンの広さやサイズ
- 機能性・・・食器洗い機やIHコンロなどの設置
以上の項目は、一般的にキッチンリフォームに求められるもので、何を優先するかによってリフォームが成功するか・失敗するかが決まると考えられています。優先順位は人それぞれ変わってくるので、まずは自分が理想とするキッチンを具体的にイメージして、優先順位を決定していきましょう。
優先順位を決めずに気になるところだけを考えていると、上記でご紹介したような失敗をしてしまうため、慎重に決めていきましょう。
重視したいところだけを見ていると、失敗してしまう
理想的なキッチンリフォームを行うためには、単に重視したいところだけでなく、全体のバランスも考えていきましょう。例えば、低コスト重視の場合は仕上がりが物足りなくなってしまいますし、デザインばかりを重視すると高額な費用がかかってきてしまいます。
部分的なリフォームであれば問題ありませんが、キッチン全体を改善したい場合は、リフォームの内容全体を注意深く確認していくことが大切です。
リフォームを成功させるにはキッチン選びも大切!
キッチンリフォームを成功させるためには、キッチン選びも大切です。キッチンには一般的に4種類のタイプがあり、それぞれで機能性が異なります。そのため場合によってはリフォームの失敗に繋がることがあります。
ここでは、キッチン選びの際に重要なキッチンの種類についてご紹介していきます。自分の目的に合ったキッチンを選ぶことがリフォーム成功のためには不可欠です。ぜひ参考にして、理想とするキッチンの実現を目指しましょう。
一般的に使用される「I型キッチン」
I型キッチンは一般的によく使用されている形状のキッチンです。他のキッチンに比べて比較的安い費用でリフォームができます。300cm以上のワイドなものまで存在するので、広いキッチンでも使用することができます。しかし、このタイプは横長の形状となっており、冷蔵庫を設置する場所をきちんと考えておくことが必要です。
使い勝手が良い「L型キッチン」
L型キッチンはI型キッチンと同様に、よく使用されるキッチン形状のひとつです。作業スペースが広く、2人で使っても十分なスペースがあるので、とても使い勝手の良いキッチンと言えます。しかし、I型に比べて広めのスペースが必要になるので、キッチンの広さや食器棚を設置するためのスペースをきちんと考慮しましょう。
料理中も家族との会話を楽しめる「対面キッチン」
対面キッチンは調理中でもリビング・ダイニングを見渡すことができ、家族との会話を楽しみながら料理ができるので、人気が高まっています。ただし、他のキッチンに比べて作業スペースが狭く感じる場合もあるため、注意しましょう。
近年関心が高まっている「アイランドキッチン」
アイランドキッチンは両サイドからアクセスできて開放感があり、近年関心が高まっています。しかし、他のリフォームに比べて高額な費用がかかる傾向があります。
キッチンリフォームを成功させるために重要なこと
キッチンリフォームを成功させるためには、リフォーム内容の優先順位を確立し、目的に合わせてキッチンを選ぶことが重要です。一つの側面に偏りすぎるとリフォームの失敗に繋がってしまうこともあるので、ご自身が目指すキッチンリフォームの方向性を明確にしておきましょう。
また、キッチン選びは機能性だけではなく、種類によっては十分な設置スペースが確保できるかどうかの判断も大切です。設置ができたとしても、動線が悪かったり作業しづらかったりすればキッチンリフォームの意味がなくなってしまいます。適切な設置ができるかどうか、必ず業者に確認をしてから依頼するようにしてみてくださいね。