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福島市の補助金を活用!バリアフリーリフォームで安心・快適な住まいづくりをする方法

バリアフリーリフォームとは、高齢者や障がいのある方が安全・快適に暮らせるように、住宅内の段差や障壁(バリア)を取り除いたり、生活しやすくしたりするための改修工事のことです。福島県にお住いの場合、補助金を活用したバリアフリーリフォームが可能です。

 

しかし、バリアフリーリフォームでは、具体的にどのような工事を行うのか、どのようなメリットがあるのかが分からない人もいらっしゃるでしょう。

 

本記事では、バリアフリーリフォームのメリットや工事内容、必要性について解説します。福島県の補助金制度の概要も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

バリアフリーリフォームが必要な理由とは?

家のバリアフリー化

バリアフリーリフォームとは、ご高齢の方や障がいのある方が、自宅で怪我をしないように、そして安心して生活できるようにするための改修工事です。近年では、家庭内に上記のような方がいなくても、将来の生活を考えてあらかじめバリアフリーリフォームを行う方も増えています。

 

ここでは、バリアフリーリフォームが必要とされている理由について解説します。

 

高齢化社会と住まいの課題

 

日本では年々高齢化が進行しており、高齢者が安全かつ快適に暮らせる住まいの必要性が高まっています。

 

そんな中、国民生活センターが過去に行った調査によれば、65歳以上の高齢者が起こす事故の約77%が自宅の中で起きていることが分かりました。けがをする場所は、居室内が多く、次に階段、キッチン、ダイニングとなっています。

 

高齢者になると筋力が低下するため、自宅のちょっとした段差でつまずいたり、バランスを崩したりして、事故につながってしまいます。

 

このような事故を避けるために、安全で安心して暮らせるバリアフリーリフォームが注目されているというわけです。

 

※参考:独立行政法人国民生活センター.「医療機関ネットワーク事業から見た家庭内事故―高齢者編―」(2025_03_31)

 

バリアフリーリフォームがもたらすメリット

 

バリアフリーリフォームによって、家庭内での事故のリスクを軽減できます。手すりを設置して移動や動作がしやすくなったり、段差をなくしてつまずきが発生しにくくしたりすることで、心理的な負担が軽くなるのは大きなメリットです。

 

また新しい設備の導入によって、より快適に暮らせるようになります。家のメンテナンスや掃除がしやすくなる他、お風呂やトイレが使いやすくなれば、体にかかる負担も軽減できるでしょう。

 

暮らしが快適になることで、元気で健康に暮らせるようになったケースもあるため、バリアフリーリフォームを考える人が多いのです。

 

福島市でバリアフリーリフォームに使える支援制度

補助金

福島市でのバリアフリーリフォームでは、自治体が提供している支援制度を利用できます。

 

福島市の「高齢者等住居(バリアフリー)改修住宅に対する減額措置」とは、高齢者や障がいのある人などが住む住宅をバリアフリーにするためのリフォームを行った場合に、住宅の固定資産税が減額される制度です。

 

制度の概要は次の通りです。

 

対象住宅 次に該当する人が住む新築された日から10年以上経過した住宅

•65歳以上の人

•介護費件において要介護認定、要支援認定を受けている人

•障がいのある人

※改修後の住宅の床面積が50平方メートル以上280平方メートル以下であること

※賃貸住宅、新築住宅は対象外

※耐震改修の減額を受けている住宅は対象外

対象工事 令和8年3月31日までに完了した工事で、自己負担が50万円を超える以下のバリアフリー工事

• 廊下の拡幅

• 階段の勾配の緩和

• 浴室の改良

• トイレの改良

• 手すりの取り付け

• 床の段差の解消

• 引き戸などへの取り換え

• 床の滑り止め化

※補助金、介護保険からの支給などを除く

減額対象面積 住宅1戸当たり100平方メートル相当分まで
減額される金額 改修工事が完了した年の翌年度に、対象住宅に掛かる固定資産税を3分の1に減額

※都市計画税は減額の対象外

他の減額措置との併用 省エネ改修工事を同時に行った場合は、各税額の3分の1を減額

※新築住宅は対象外

※耐震改修特例を受けた住宅は対象外

※長期優良認定を受けた省エネ改修による減額措置適用の住宅は対象外

申告方法 次の書類を添付した上で、改修完了後3カ月以内に「高齢者当時居住改修住宅・専有部分に対する固定資産税減額申告書」を提出

•納税義務者の住民票の写し

•住民票(65歳以上)、介護保険被保険者証、障害者手帳等のいずれか

•改修工事に係る明細書

•工事写真(施工前後の比較が確認可能な写真)

•領収書等

•居住安全改修工事証明書

•住宅改修助成制度、介護保健サービスに関する書類(利用している場合)

※居住安全改修工事証明書を提出できる場合、明細書や工事写真、領収書等の提出は不要

申請方法 申告書に必要な情報を記入し、添付書類と一緒に窓口に提出
提出先 福島市役所資産税課
問い合わせ先 福島市役所財務部資産税課家屋係

住所:福島県福島市五老内町3-1

電話番号:024-525-3716

Webサイト https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shisan-kaoku/kurashi/zekin/koteshisanze/sedo/794.html

 

※出典:福島市.「高齢者等住居(バリアフリー)改修住宅に対する減額措置」 ,(参照2025_03_31).

 

バリアフリーリフォームの主な施工箇所

 

バリアフリーリフォームでは、主に次の箇所のリフォームを行います。

 

  • 玄関・アプローチ
  • 浴室・トイレ
  • 廊下・階段
  • 寝室

それぞれ詳しく解説します。

 

玄関・アプローチ

 

家の中でも段差が多い玄関やアプローチは、バリアフリーリフォームが行われることが多い箇所です。

 

玄関ポート周りにある段差をスロープにしたり、玄関内の上がり框(かまち)に踏み台を設置したりするリフォームが一般的です。また将来的に車いすになる可能性を見越して引き戸に交換したり、車いすの収納スペースを増設したりする場合もあります。

 

スロープを設置する際には建築基準法に則る必要があり、勾配や幅、滑り止めの有無など、安全面への配慮が求められます。

 

浴室・トイレ

 

浴室やトイレも、バリアフリーリフォームが行われるケースが多いです。

 

浴室のリフォームでは、転倒を防ぐために段差をなくしたり、万が一転倒しても救出しやすいように折り戸や引き戸の扉に交換したりするケースがあります。水に濡れた状態で滑りにくくするために床材を交換する、動作を楽にするために手すりを設置する場合もあります。ヒートショック予防や快適な入浴のために、暖房設備を設置するリフォームも多いでしょう。

 

トイレは狭いスペースながらも動作が多い空間です。使用する機会も多いため、利用者や介護者が使いやすいようにリフォームするケースが多いでしょう。

 

高齢者が使いやすいように和式トイレから洋式トイレに変更したり、車いすでの利用を見越してスペースを拡張したりするケースがあります。また浴室と同様に、転倒した利用者を救出しやすいように引き戸に変更したり、利用者の補助として手すりを設置したりする場合があります。

 

廊下・階段

階段のバリアフリー化

バリアフリーリフォームでは、廊下や階段を改修するケースも多いです。

 

廊下・階段は移動する際に利用するため、高齢者が利用しやすいように手すりを設置する改修工事が一般的です。将来手すりを設置することを見越して、壁や下地を補強する工事を行うケースもあります。

 

また、居室から廊下に出る際につまずく場合もあるため、段差をなくしたり、簡単なスロープを設置したりする工事や、廊下を高くして敷居とフラットにする工事も行われます。

 

高齢者でも利用しやすい階段にするために、階段のサイズを変更するリフォームもおすすめです。段差の高さ(蹴上)の2倍に踏板の縦幅(踏面)を加えた寸法が60cm以下なら、高齢者でも上りやすくなります。また、転倒を防ぐために、階段の踏面に滑り止めを設置する工事を行うケースもあります。

 

寝室

 

寝室は夜間の移動を考慮したリフォームが行われる場合が多いです。

 

高齢者になるとトイレが近くなる場合があるため、ベッドから立ち上がり、部屋を出るための手すりを設置する工事を行います。夜間の移動は危険を伴うため、ベッドサイドや足元を照らす照明を付けるために、コンセントを増設するケースもあります。

 

また、高齢者になると布団への出入りが負担になるため、ベッドを設置した上で寝室の広さを確保しなければなりません。一人部屋なら6~8畳、二人部屋なら8~12畳の広さが必要なため、間取りを変更するリフォームを行う場合もあります。

 

バリアフリーリフォームを行う際の注意点

注意点

バリアフリーリフォームを行う場合、次のポイントに注意しましょう。

 

  • 補助金の申請漏れ
  • 将来の生活に合わない工事内容
  • 業者選びの失敗

 

それぞれ詳しく解説します。

 

補助金の申請漏れ

 

バリアフリーリフォームを行う場合は、補助金の申請を忘れないようにしましょう。

 

バリアフリーリフォームに利用できる補助金制度がある自治体はいくつかありますが、利用には厳しい要件が設定されているケースが多いです。添付書類が多いことに加え、申請には期限が設定されています。各自治体のルールに従って補助金申請をしなければなりません。

 

また補助金申請をリフォーム業者が代行するケースもありますが、補助金に合わせたリフォームが苦手な業者も存在します。業者によっては申請漏れによって補助金を利用できないケースもあります。業者に相談する際には、補助金の利用が可能かどうかを事前に確認することが重要です。

 

将来の生活に合わない工事内容

 

バリアフリーリフォームは、将来の生活に合わせた工事を行うことが大切です。

 

すでに日常生活で困っていることがあれば、課題を解決するために必要な改修を行えば良いでしょう。しかし、早急なリフォームが必要な状況ではなく、将来に備えたいというのであれば、内容を限定した工事を行った方が良いケースもあります。

 

例えば、将来を見越して手すりを設置した場合、小さな子どもにとっては障害物となり、頭をけがする恐れがあります。状況に応じて工事内容を検討するようにしましょう。

 

業者選びの失敗

 

バリアフリーリフォームでは、依頼する業者選びが重要です。リフォーム業者にも得手不得手がある他、バリアフリーリフォームは一般的なリフォームとは異なる特殊な工事となります。

 

バリアフリーリフォームが得意な業者もいれば、不得意な業者、経験が乏しい業者も存在します。バリアフリーリフォームの実績が豊富で、信頼できる業者を選びましょう。

 

また複数の業者から見積もりを取ることも大切です。料金の比較はもちろんのこと、訪問時の対応もチェックしてください。見積もりや工事内容を丁寧に説明してくれる業者であれば安心して任せられるでしょう。

 

バリアフリーリフォームを成功させるためのポイント

ポイント

バリアフリーリフォームを成功させるポイントは次の通りです。

 

  • ケアマネジャーと連携する
  • 業者の施工実績を確認する

 

それぞれ詳しく解説します。

 

ケアマネジャーと連携する

 

バリアフリーリフォームを行う場合、ケアマネジャーと連携することが大切です。

 

ケアマネジャーはバリアフリーや介護向けのリフォーム業者を知っているケースが多く、信頼できる業者が見つかる可能性があるためです。ケアマネジャーはどのようなリフォームをすれば介護がしやすくなるかを熟知しています。リフォームを検討していることを伝えれば、相談に乗ってくれます。

 

さらに介護保険を用いた住宅改修費の申請には、ケアマネジャーの協力が欠かせません。家庭内に介護認定を受けた人がいる場合、担当のケアマネジャーがいるはずなので、連携しながらリフォームを進めましょう。

 

業者の施工実績を確認する

 

バリアフリーリフォームを行う場合は、リフォーム業者の施工実績をチェックしましょう。前述の通り、リフォーム業者の中には、バリアフリーリフォームを専門としていない業者も存在するからです。

 

バリアフリーリフォームは、介護やバリアフリーに関する知識が必要です。専門知識を持たない業者もいるため、工務店や業者であればどこに依頼しても良いというものではありません。

 

業者のWebサイトや広告、チラシなどから、バリアフリーリフォームの実績を確認してください。可能であれば業者の評判や口コミをチェックするのもおすすめです。また周りにバリアフリーリフォームをした人がいるなら、話を聞いてみるのも良いでしょう。

 

まとめ

 

高齢者の増加や日本の住まいの課題から、バリアフリーリフォームへの注目度は高まっています。場所によってさまざまなリフォームが可能なため、ニーズに合った改修工事を検討しましょう。

 

なお福島市ではバリアフリーリフォームに利用できる補助金制度が提供されています。要件を満たせば固定資産税が減額されるため、前向きに利用を検討しましょう。

 

また福島市でバリアフリーリフォームを検討しているならONOYAにご相談ください。一般的なリフォーム・リノベーションに加え、バリアフリーリフォームにも対応可能です。相談・見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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