ヒートショック対策は大丈夫?福島市の冬を暖かく過ごすための断熱リフォーム | その他リフォーム のリフォーム知識 | ONOYA

東北売上NO.1・コンテスト全国1位7冠のリフォーム専門店

ヒートショック対策は大丈夫?福島市の冬を暖かく過ごすための断熱リフォーム

冬になるとニュースなどで耳にするヒートショックは、急激な温度変化によって発生する症状です。福島県のように、冬の寒さが厳しい地域では発生のリスクが高いといえます。ヒートショックへの有効な対策として断熱リフォームが挙げられますが、どのようなリフォームをすればいいのか分からない人もいらっしゃるでしょう。

 

本記事では福島市の冬を暖かく過ごせる断熱リフォームについて詳しく解説します。健康で安全に暮らせる住まいにしたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

ヒートショックとは?原因と危険性

ヒートショックとは

ヒートショックとは、温度の急激な変化が影響して人間の血圧が激しく上下することで、心臓や血管、脳などに負担がかかった状態になることです。失神などの症状の他、心筋梗塞や脳卒中、不整脈、脳梗塞につながるケースがあります。

 

寒暖差が激しい場所を行き来した場合に発生するのがヒートショックの特徴です。10度以上の差がある場合にヒートショックのリスクが高まり、特に冬に発生しやすいといわれています。

 

ヒートショックが起きやすいのは、冬場の入浴時やトイレの利用時です。服を脱いだ状態で暖房のない脱衣所や風呂場、トイレに入った場合、体の表面温度が10度程度下がり、急激に血圧が上昇します。また血圧が急上昇した状態で、湯船につかると血管が拡張して血圧が急激に低下するため、失神の原因となります。そのまま溺れて亡くなるケースもあるため、十分に注意しなければなりません。

 

なお、ヒートショックは医療用語ではないため、ヒートショックで死亡した人の正確な統計データは存在しません。しかし、東京都健康長寿医療センター研究所が厚生労働省の統計と日本全消防本部の協力で調査した結果によれば、2011年には約1万7,000人がヒートショックを含めた入浴中の急死によって亡くなったとされています。

 

※参考:東京都健康長寿医療センター.「冬場の住居内の温度管理と健康について」 ,(参照2025_03_31).

 

福島市の冬の気候特性とヒートショックのリスク

 

福島市の気候特性として、気温の寒暖差が激しい点が挙げられます。盆地であるため、夏は暑くなりやすく、38度を超えるケースもあるほどです。一方、冬には雪が積もることもあるなど、寒さが厳しい地域でもあります。

 

ヒートショックは温度差が10度以上ある場合に発生するリスクがあります。福島市の冬の平均気温は5度を切る場合が多いため、暖房が効いた居室と、暖房設備が整っていない風呂場や脱衣所では、寒暖差が発生しやすいため、ヒートショックが起こりやすいといえるでしょう。

 

特に65歳以上の高齢者や生活習慣病の持病がある人、食事後や飲酒後に風呂に入る習慣がある人は、ヒートショックになりやすいといえます。浴室に暖房設備がない場合や熱めの風呂に入る習慣がある場合も、ヒートショックのリスクが高まりやすいため注意が必要です。

 

ただし、あくまでも傾向であり、ヒートショックは誰にでも起こる恐れがあるため、負担の意識や対策が必要になります。

 

ヒートショックを防ぐ! 断熱リフォームの重要性

断熱対策

ヒートショックの発生を防ぐための方法として、断熱リフォームがあります。浴室は冬に気温が下がりやすいため、断熱リフォームによって浴室の室温を高めれば、ヒートショックのリスクを軽減できるでしょう。

 

なお、ヒートショックだけではなく、夏場に室内で熱中症を発症する高齢者も多いといわれています。住まいで安全に暮らすためには、断熱リフォームが重要といえるでしょう。

 

また2017年の調査結果によれば、断熱性能が足りない住まいの割合が全体の9割以上ということが分かっています。マイホームの築年数がかなり経過している場合は、そもそも断熱性能が低い上に、経年劣化で断熱性能が低下している恐れもあります。冬場にヒートショックにならないようにするためにも、住まいの断熱性能を高めるリフォームが求められているのです。

 

※参考:国土交通省.「我が国の住宅ストックをめぐる状況について」 ,(参照2025-03-31).

 

断熱リフォームがもたらす効果

断熱リフォームによって、どのような効果があるのでしょうか。具体的な効果は次の通りです。

  • 居住性の向上
  • 室内の空気質の改善
  • 光熱費の節約
  • 住宅の資産価値向上

それぞれ詳しく解説します。

 

居住性の向上

 

断熱リフォームによって、居住性が向上する効果があります。住まいの保温性能が高まるためです。

 

断熱性能が低い住宅は、室内の保温力が低いため、外気の温度変化の影響を受けやすくなります。冬に暖房を利用しても部屋が暖まりにくい、夏にエアコンを強運転にしなければ部屋が冷えないといった経験があるなら、住まいの断熱性能が低いといえるでしょう。

 

断熱性能が向上すれば、室内の温度が安定します。冬の浴室でも寒暖差が発生しにくくなるため、ヒートショックのリスクを軽減できるでしょう。

 

室内の空気質の改善

 

断熱リフォームによって、室内の空気の質を改善できる効果も期待できます。住まいの断熱性能を高めれば、室内を快適な温湿度で保てるようになるためです。

 

優れた断熱性能を持つ建材を利用することで、室内の温度管理が簡単に行える他、健康的な室内環境を整備できます。夏や冬に室内で不快な思いをすることがなくなるため、心身ともに健康に過ごせるでしょう。

 

また断熱性能が低い住宅では、結露が発生する場合があります。結露によって壁面や内部の構造材が湿りやすくなり、カビが発生して人体に悪影響を与える恐れがあります。断熱リフォームを行えば結露の発生を防げるため、健康被害を抑えられるでしょう。

 

光熱費の節約

 

断熱リフォームによって、住まいの光熱費を削減できます。ある住宅メーカーの調査によれば、天井と床に断熱材、窓に内窓を設置するリフォームによって、断熱を行わない場合と比較して室内温度が4度以上上昇しました。気流止めといわれる施工を行った場合、室温は6.6度も上昇したそうです。

 

室内の温度を保ちやすくなれば、当然省エネ効果を得られます。同じ調査では、年間で約1万8,000円の冷暖房費を節約できることが分かりました。

 

電気料金が値上げされている現在において、断熱性能の向上によって冷暖房に利用する電気代を節約できるのは、大きなメリットとなるでしょう。

 

住宅の資産価値向上

 

断熱リフォームによって、住まいの資産価値向上の効果も実現できます。断熱リフォームによって、住まいの品質や耐久性が向上するためです。住まいを売却する際、建物の評価が高くなるため、査定額が上がり、高額での売却を期待できます。

 

断熱リフォームを行うことで、老後の資金作りや相続など、さまざまなシーンにおいて有利に働くでしょう。

 

断熱リフォームの種類

 

断熱リフォームといっても、施工箇所はさまざまです。主に、次に挙げる箇所の断熱リフォームを行います。

 

  • 壁の断熱
  • 屋根・天井の断熱
  • 床の断熱
  • 窓・ドアの断熱

 

それぞれ詳しく解説します。

 

壁の断熱

 

断熱リフォームでは、壁面の断熱が効果的です。断熱材を交換して敷き詰めることで、外気の侵入を防げます。家全体に施工すれば部屋ごとの温度差を解消できるでしょう。またトイレや浴室といった冬に寒くなりやすい場所の壁面だけに断熱リフォームを行っても、温度差解消に有効です。

 

施工方法や設置する場所によってリフォーム費用は異なりますが、断熱施工の範囲が広いほど費用が高くなります。費用のバランスを見て、施工箇所を慎重に検討しましょう。

 

屋根・天井の断熱

 

屋根や天井の断熱リフォームを行うケースもあります。屋根・天井の断熱リフォームでは、住まい全体の断熱性能を高められます。費用はかかりますが、屋根・天井に加えて、壁面や窓などの断熱リフォームを同時に行えば、室内の温度を保ちやすく、外気の影響を受けにくい住まいとなるでしょう。

 

住まいの2階で暑さや寒さを感じやすい場合や、冷暖房の効きが良くない場合におすすめのリフォーム方法です。

 

床の断熱

 

断熱リフォームでは、床の断熱性能を高めるのも効果的です。床暖房を設置することで、部屋を足もとから暖められるため、冬の寒さを解消できます。住まい全体に床暖房を設置するリフォーム方法もありますが、トイレや洗面所、脱衣所だけに床暖房を付ければ、ヒートショック対策になります。

 

なお床暖房は、既存の床の上に施工する方法と、床を張り替える方法がありますが、張り替えの工事費用の方が高くなるのが一般的です。

 

窓・ドアの断熱

 

断熱リフォームでは、窓やドアの断熱性能を高める方法もあります。住まいの熱が逃げやすいのは、開口部からの流出・流入が主な原因です。そのため、窓やドアを交換して断熱性能がアップすれば、室温を適切に保てます。

 

具体的には、インナーサッシの取り付けや断熱タイプのサッシ、断熱ガラスへの交換といった方法があります。また断熱タイプの玄関ドアに交換すれば、玄関周りの温度差の緩和が可能です。

 

リフォーム業者選びのポイント

ポイント

断熱リフォームを行う場合、業者選びは重要になります。依頼する業者によっては、希望通りの断熱リフォームが実現されないケースもあるためです。次に挙げるポイントを押さえておきましょう。

 

  • 複数の業者から相見積もりを取る
  • 断熱リフォームの実績が豊富な業者を選ぶ

 

リフォーム業者は、複数の業者を比較検討することが大切です。業者によって、提案内容や施工費用が異なるためです。また業者の対応や丁寧さをチェックして、信頼できる業者を選ぶためにも、相見積もりを取ることが重要となります。

 

次に断熱リフォームの実績が豊富な業者を選びましょう。リフォーム業者によって得意分野が異なるためです。公式サイトを確認し、断熱リフォームの経験があるか、どの程度の実績があるか確認することをおすすめします。

 

福島市で断熱リフォームに利用できる補助金制度

補助金

福島市では、断熱リフォームに利用可能な補助金制度があります。要件を満たしていれば、お得にリフォームできるため、利用を検討しましょう。利用できる制度は次の通りです。

 

  • 福島県省エネルギー住宅改修補助事業
  • 先進的窓リノベ2025事業

 

それぞれ詳しく解説します。

 

福島県省エネルギー住宅改修補助事業

 

福島県省エネルギー住宅改修補助事業は、既存住宅の断熱性能などを高めるリフォームを促進することを目的にした補助金制度です。福島県内の既存戸建て住宅の省エネ診断や省エネ改修に対して、補助金を受けられます。制度の概要は次の通りです。

 

補助対象者 •自ら居住するために省エネ診断または省エネ改修を実施する住宅の所有者または賃借者

•暴力団員等または社会的非難関係者に該当しない者

•県税の滞納がなく、国・地方公共団体から本事業と同様の補助金を受けていない者

補助対象事業 省エネ診断、省エネ改修(全体改修、部分改修)
補助対象経費 •住宅の省エネ診断のための費用

•BELSの評価・認証を受けるための費用

•開口部の断熱化に係る改修費用

•躯体等の断熱化に係る改修費用

•設備の効率化に係る改修費用

主な補助要件 •県内に所在する住宅であること(住宅の用に供する部分の床面積が延べ面積の2分の1以上の併用住宅を含む)

•同一住宅に対する補助金の交付は、省エネ診断および省エネ改修についてそれぞれ1回限り

•省エネ改修を行う住宅は次に該当するもの

•地震に対する安全性が別表1-2に定めるいずれかの方法により確認できること

•ZEH水準を満たしていないもの

補助金額 •省エネ診断:上限2万2,000円(補助率3分の2)

•省エネ改修:上限76万6,000円~120万円(補助率23%)

※省エネ改修では最大20万円の加算あり

申請窓口 一般財団法人ふくしま建築住宅センター
公式サイト https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41065b/syouenezyuutaku.html

 

※出典:福島県.「福島県省エネルギー住宅改修補助事業」,(参照2025_03_31).

 

先進的窓リノベ2025事業

 

先進的窓リノベ2025事業は、エネルギー費用負担の軽減や住まいの快適性向上などを目的にした補助金制度です。戸建て住宅・共同住宅の既存住宅における開口部の断熱性能向上のための住宅の所有者などが補助の対象となります。制度の概要は次の通りです。

 

補助対象 •窓リノベ事業者と工事請負契約を締結して、窓のリフォーム工事をすること

• 窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること

• 既存住宅であること

補助額・上限額 工事内容、製品の性能、サイズによって異なる
補助対象工事 • ガラス交換

• 内窓設置

• 外窓交換(カバー工法、はつり工法、)

•ドア交換(カバー工法、はつり工法、)

公式サイト https://window-renovation2025.env.go.jp/

 

※出典:先進的窓リノベ2025事業.「補助金の交付申請」 ,(参照2025_03_31).

 

福島市でヒートショック対策をお考えの方へ

 

ヒートショックは温度差が10度以上ある室内で発生する症状です。福島市の冬は寒さが厳しいため、断熱性能の低い住まいではヒートショックになるリスクが高いといえます。快適かつ健康に冬を過ごすには、断熱リフォームが欠かせません。本記事を参考に、断熱リフォームについて前向きに検討してみてください。

 

福島市内で断熱リフォームを考えているなら、ONOYAにご相談ください。福島エリアのリフォーム・リノベーションに強く、断熱性能向上のためのリフォームにもしっかり対応いたします。相談は無料ですので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

Page Top