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アジアンテイストをリフォームに取り入れるコツ

「疲れた心と身体を癒やしてくれる観光地」と聞いてどのような景色を思い浮かべますか? おそらくフィリピンやタイ、インドネシアなどの東南アジア諸国をイメージする方が多いでしょう。豊かな自然、青々と広がる空と海、そして真っ白な砂浜……。自然と調和したくつろぎがリラックス効果をもたらし、日々の疲れを癒やしてくれることは間違いありません。

しかし仕事や家事に追われる現代人にはなかなか旅行する時間が取れないという方も多いはず。そこでおすすめしたいのが、自分たちの暮らす家にアジアンテイストを取り入れ、南国の雰囲気を味わえる環境にリフォームすることです。今回はアジアンテイストを取り入れるにはどうすれば良いのか、そのコツをあなたに伝授します。

色の配分を決める

部屋全体のイメージを決めるにはテーマを決めることが重要ですが、これはすでにアジアン風と決まっていますね。そこで次に決めるべきなのが色の配分です。
あなたがアジアン風と感じるのはどのような風景でしょう? おそらく下の写真のようなイメージをお持ちではないかと思います。
アジアンテイスト
http://refopedia.jp/bali

 
いかにも東南アジアで撮影しました、といった写真ですよね。全体として調和の取れた美しい風景になっています。調和を感じさせる大きな要因となっているのが配色のバランス。部屋にアジアンテイストを取り入れる際もこのバランスを上手く再現することで自然と美しい空間になります。

「自分にはデザインセンスがないから不安……」という方もご安心ください。難しい美術の知識を身につけなくても、どの色をどれだけ使うか意識するだけで調和の取れた空間に仕上がります。
キーワードとなるのはベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの3つ。それぞれのバランスを6:3:1、7:2:1くらいになるよう調整して部屋をデザインしていきましょう。
 

ベースカラー

文字通り基本となる色のことをベースカラーといいます。先ほどお見せした写真の例でいうと、ベースカラーはベッドや柱に使われているダークブラウン。この色は落ち着きがある、包容力があるといった安心感を与えます。
ベースカラーは全体の中でも最も多く使う色です。できるだけ広い場所、例えば床や天井など広い場所に取り入れると良いでしょう。

アソートカラー

サブカラーと呼ばれることもあるアソートカラー。この色の目的はベースカラーを引き立たせることにあります。要は単色では味気ないよね、ということです。アジアンテイストを再現する際のアソートカラーとしては白やクリーム色などのホワイト系が使われます。カーテンや家具、壁などに取り入れていくと良いでしょう。

アクセントカラー

ファッションでも使われることのある用語ですね。まとまりのあるベースカラー、アソートカラーの中にあえて1、2色程度の異質な色を差し込むことによって全体にメリハリが生まれます。もちろん使いすぎはNG。アクセントが多すぎると雑多な印象を与えてしまいます。
目安としては全体の5%~10%程度。ちょっとした小物に青や緑を取り入れると良いでしょう。

 

アジアン風の柄を取り入れる

配色を意識すれば、とりあえず統一感のある仕上がりにはなります。しかし色を工夫するだけではまだまだ不十分。アジアンテイストの大きな特徴でもある独特の模様や柄を取り入れてみましょう。
それではアジアンテイストらしい模様や柄とはどのようなものなのか? 以下の写真をご覧ください。
アジアンテイスト
http://refopedia.jp/bali

 
複雑な、なんとも特徴のある照明が使われていますね。和風とも洋風とも違う、アジアンテイストがよく表れた部屋にデザインされています。このようにアジアン風の特徴を上手に取り入れることで部屋の雰囲気が一変するのです。

アジアン風の柄を取り入れられるのは小物だけではありません。例えば以下の写真をご覧ください。
アジアンテイスト
http://refopedia.jp/bali

 
ベッドに複雑な模様が取り入れられていますよね。このように南国で使われる布地は非常に特徴的です。入手することも簡単なので積極的に活用していきたいところ。写真のようにベッドに取り入れるも良し、カーテンに取り入れるも良し。南国風のカーペットを購入するのも良いでしょう。家具屋や雑貨店に出かけ、ぜひともお気に入りのアイテムを見つけてください。

ウォーターヒヤシンスでアジアン風に

アジアンテイスト
http://refopedia.jp/resort

 
ウォーターヒヤシンスはホテイソウとも呼ばれる東南アジアの水辺に生えている草です。家具などに加工される際には一度乾燥させ、編み込むようにしていきます。一般的にはカゴに使われるイメージが強いのではないでしょうか。
もちろんカゴだけでなくソファーなどの家具にも使われています。ウォーターヒヤシンスはアジアン風の印象が強い素材であるため、徹底するなら家具もこれを使ったものを購入したいですね。家具の買い替えはそれなりに値が張りますが、それに見合うだけの価値はあります。

 

観葉植物を置く

アジアンテイスト
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冒頭でも述べたように、東南アジアのリゾート地といえば豊かな自然をイメージしますよね。さすがに庭に木を植えるなどはできないでしょうが、観葉植物を取り入れるくらいであれば手軽にできるでしょう。ホームセンターに行けば多種多様な観葉植物が販売されています。ぜひあなたのお気に入りの品を探してみてください。

また、観葉植物には部屋の雰囲気を変える以外にも空気をキレイにする働きがあります。シックハウス症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは現代家屋の高気密化や建材から出る化学物質が引き起こすアレルギーや病気の総称です。観葉植物の中にはシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質を吸収するものがあります。また植物を目にすることはメンタル面でも良い影響を与えるといわれています。アジアンテイスト以外の部屋に変える際も観葉植物はおすすめです。

間接照明を取り入れる

アジアンテイスト
http://refopedia.jp/resort

 
今やどこにいっても目にする蛍光灯。あなたの家でも蛍光灯を使っている部屋は多いはずです。しかし、いかにも人工の光といった蛍光灯はアジアン風の部屋にマッチしません。青白い光は現代的で、伝統の感じられるアジアン風とは程遠いといっても良いでしょう。

そこでおすすめしたいのが間接照明。オレンジなど暖かみのある色を放つ電球であれば、まるで炎のような自然さが感じられます。柔らかく落ち着いた雰囲気でリゾート気分を楽しめるようになるのです。
 

南国の香りでリゾート感を演出

私たち人間はついつい視覚を重視してしまうものですが、嗅覚の持つ力もバカにできません。良い香りを嗅ぐことで心の落ち着きを取り戻す。まさにアロマテラピーの発想ですね。自分の部屋をリラックスできる空間に変えるためにも、見た目だけでなく香りも取り入れてみてはいかがでしょうか。アジアン風の部屋には南国の花であるプルメリアの香りがピッタリです。

自分なりのアレンジも加えてみよう

以上、部屋をアジアン風にするコツをいくつかご紹介しました。もちろんこれらのアドバイスは「こうしなければならない」というものではありません。アジアン風といっても現地を完璧に再現させるのではなく、ちょっとしたアレンジを加えてみるのも良いでしょう。例えば床をフローリングではなく、あえて畳にしてみるのもおもしろいかもしれません。

どのような部屋に住むかで人の気持ちは変わります。暗くごちゃごちゃとした部屋で暮らしていては気分までも沈んでしまいますよね。あまりリフォームに感心がなかったという方も、これを機会に部屋のリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。