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室内ドアのリフォームにかかる費用の相場・失敗しない選び方とは?

1つの家に10年、20年と長年暮らしていると、室内のドアが開きにくくなってくることがあります。これはドア自身の重みによって少しずつ歪んでしまう、建具が経年劣化してしまうといった理由によるものです。開きにくくなる以外にもギシギシといった異音が鳴り出すといったこともあるでしょう。これをきっかけにリフォームを検討する方も多いはずです。

とはいえリフォームは買い物などとは違い頻繁にすることではないため分からないことも多いはず。何から手をつけたら良いのか分からなくても無理はありません。
そこで今回は室内ドアをリフォームするための基礎知識、費用の相場などについてご紹介します。

室内ドアのリフォームにおいても十分な検討が重要

リフォームというと某テレビ番組のような壁を取り払ったり外観が大きく変わったりといった大規模なものをイメージする方も多いでしょう。しかしドアを1つ取り換えるだけでも立派なリフォーム。とりあえずドアが新しくなりさえすれば良い、安ければ良いという考えでは後悔することになるかもしれません。

例えばドアの枠はそのままにドア本体だけを取り換える場合。枠と同じような色を選んだつもりでも、よくよく見比べなければいざ取り付けたときに違和感を覚える原因となります。また、枠ごと変える場合でも、ドアのサイズが変われば家具や家電の配置も再検討しなければならないかもしれません。使い勝手が悪くなり、こんなはずではなかったと思う可能性もあるでしょう。たかがドアと考えず、しっかりと計画を練るべきなのです。

室内ドアのリフォーム方法

室内ドアのリフォーム方法は大まかに分けると以下の3つに分かれます。

・ドアの枠ごと交換

・ドア本体のみ交換

・面材を張り替える

ここではそれぞれの方法の詳細、メリットやデメリットについて解説します。

 

<ドアの枠ごと交換>

普段あまり意識することはないかもしれませんが、ドアの周りには枠がついています。ドア全体の経年劣化が進んでいる場合はこの方法がおすすめ。枠ごと交換する場合は建具が新しくなるだけでなくデザインの一新も図れます。

デメリットは枠が壁に密接しているため、必然的に周りの壁や壁紙にも影響が出ること。工事の規模もそれだけ大きくなりますし費用もそれなりにかかります。最低でも20万円くらいはかかるという心構えを持っておくべきでしょう。ドアの種類や施工方法によっては50万円以上になる可能性もあります。

 

<ドア本体のみを交換>

蝶番で枠につながっている部分、一般的にドアと認識されている部分だけを交換するのがこの方法です。壁に手を加える必要がないため、枠ごと交換する方法に比べて工事も簡単で費用も抑えられるというメリットがあります。

これに対しデメリットは3つ。まず1つは枠の老朽化が進んでいるとどうしても新しいドア部分と対比してしまい、違和感を覚えてしまうことです。

次に枠と同じ色のドアを選んだつもりでも枠とドアは隣接しているため微妙な違いが目立ってしまう場合があること。ただこの場合は枠を塗装するといった対策ができます。

最後は今取り付けている枠に合うドアが見つからない可能性があることです。ご存知の通りドアにはたくさんの種類があるため、これがいいと思ったドアが必ずしも今の枠に対応しているとは限らないのです。どうしても枠に合うドアが見つからなければ特注で作るしかなく、結果的に当初の想定以上に費用が高くつく可能性があります。枠のサイズに合うドアが見つかればリフォーム費用は5万円から10万円程度に落ち着くことが多いです。

 

<面材を張り替える>

ドアリフォーム

 

http://refopedia.jp/interior-door

 

単にドアの表面が汚れてきた、という場合は面材の張替でも十分なリフォームになります。単純に部屋の雰囲気を変えたいという場合にもおすすめで、比較的簡単な工事で印象をガラリと変えられます。ドアを交換するほどの費用はかからないことが多く、数万円でリフォームが可能です。

 

ドアの種類とメリット・デメリット

もしドアを枠ごと交換することを検討されているのであれば、今までのドアとは違ったタイプのドアにすることも検討してみてはいかがでしょうか。ここでは一般的な室内ドアの種類について解説します。

 

<開き戸>

ドアリフォーム

http://refopedia.jp/door-design

 

室内ドアを取り付ける上で最も一般的なのがこの開き戸。蝶番を中心に回転するタイプのドアを言います。開き戸の特徴は閉めた際に枠とドアの隙間が少なくなるため遮熱性が高いこと。隙間風が心配な場合はこのタイプのドアを選ぶと良いでしょう。

取り付ける際に気を付けるべきなのはドアの周辺の状況。ドアの動く範囲に物を置くことはできませんし、電気のスイッチの場所によっては不便に感じることもあるかもしれません。

ドアを開いた先に人がいるとケガをする可能性もあります。特に階段付近のドアを開き戸にするとぶつかった衝撃で階段から転げ落ちる可能性もあるので注意しましょう。このような場所のドアはガラス付きでドアの向こうの状況が分かるものがおすすめです。

 

<引き戸>

ドアリフォーム

http://refopedia.jp/door-design

 

開き戸のようにドアを開いた際、何かにぶつかる心配がないのが引き戸の特徴。車椅子に乗っている方でも使いやすく、バリアフリーを意識する方におすすめしたいドアです。引き戸にはいくつか種類があるので以下に紹介します。

 

□片引き戸

引き戸と聞いてイメージするのがこのタイプではないでしょうか。開いたドアを壁沿いにスライドするタイプです。開くときに邪魔にならず、すっきりとした印象を与えられます。ただし開いたときのドアのスペースを確保する必要があるため、物理的に設置できないこともあるのが難点。

 

□引き違い戸

昔ながらの押し入れのふすまのようなタイプ、と例えれば分かりやすいでしょうか。2枚以上の扉を並べて右からでも左からでも開けられるタイプです。

 

□折れ戸

限られている場所でも周りに扉をぶつけることなく開けられるタイプの引き戸。クローゼットに使われることが多いです。

 

□引き込み戸

片引き戸に似ているタイプですが、一番の違いは壁の中にドアが収納されること。片引き戸のようにドアの先にものがあって開かないという心配がなく、壁にカレンダーやポスターなどを貼っていても問題ないというメリットがあります。ただドアの収納部分に汚れやホコリがたまると掃除が難しいというデメリットがあります。

 

ドアを選ぶときに覚えておきたいこと

たかがドア1つであっても、部屋の印象は大きく変わります。極端な例ですが、モノトーンを基調とした部屋なのにドアだけ派手だと違和感がぬぐえませんよね。ドアを選ぶ際には単純にドアだけを見るのではなく、取り付けた後の部屋のイメージを思い浮かべると取り付け後にこんなはずじゃなかったと思わずに済みます。

 

室内ドアのリフォーム費用をできるだけ下げるためには?

あまり使える予算がなく、業者に依頼するくらいならいっそ自分でやってしまおうと考える方もいるかもしれません。できないとは言いませんが、たかがドアとはいえ素人が上手く取り換えるのは難しいものです。非常に手間がかかることは避けられませんし、下手をすれば不要な傷をつけてしまうこともあるでしょう。そのため多少の費用がかかるにしてもまずは素直にリフォーム会社と相談することをおすすめします。

費用を抑えるためのポイントはリフォームする目的を明確にし、必要最低限の工事に抑えること。単純に老朽化を改善したいだけなのか、バリアフリーも視野に入れてリフォームするのか、部屋の雰囲気を変えたいだけなのか、など。

業者と相談しているとついつい不必要な部分にも手を付けてしまいがちです。1つ1つは大した金額でなくとも、最終的に想定していた費用の何倍にもなってしまったということにもなりかねません。費用を抑えることを考えるのであればできるだけ無駄を避け、本当に必要なリフォームであるかどうかを意識するようにしましょう。