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プロが徹底解説!夢の砂壁リフォームはコレでOK!壁紙・塗装・DIYのポイント

ぽろぽろとはがれてくる砂壁。お部屋が砂壁だと、お手入れをするのも大変ですよね。独特の雰囲気を出してくれるため、和室の内壁に使われる事が多いです。とは言っても、やっぱり不便さを感じてしまい、リフォームを考えている方もいることでしょう。
砂壁リフォームに必要な知識、壁紙・塗装・DIYどんな特徴があるのかなど、プロ目線で徹底解説していきたいと思います!砂壁のことをしっかりと把握した上で、ぜひリフォームを行ってみてください。
 

砂壁の特徴は?

砂壁 リフォーム

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和室に良く使われている砂壁。土壁の上から色砂をたっぷりと塗り込んだ壁を取り付けることで作られています。基本的に和室か床の間にしか使われていませんが、伝統的な壁として未だに根強い人気を誇っています。

昔ながらの雰囲気がするから砂壁が大好き!っていう方もいるのでは?独特の雰囲気を出してくれるため、あえて砂壁にリフォームする人もいるくらいです。とは言っても、なかなか最近のお部屋とは合わせづらく、リフォームを考えている人も多いでしょう。
 

砂壁のメリット

砂壁 リフォーム

http://refopedia.jp/sick-house-syndrome
 

調湿性・防火性

調湿性に優れていることから、すっきりと過ごしやすいお部屋が作れることが特徴。一年中快適にしてくれるだけでなく、カビ・ダニが繁殖しにくいお部屋にしてくれます。さらに、土と砂で作られていることから、防火性に優れており、火事が起きても被害が広がりにくいことに期待できます。
 

シックハウス症候群防止

最近では化学物質や断熱性・気密性に優れた建物が増えてきていることから、シックハウス症候群が増えてきているのを知っていますか?これは室内環境が汚れていることから、アレルギーを引き起こし、頭痛、喉の痛み・目の痛み、呼吸がしづらいなどの症状が出るもの。

こちらはストーブやファンヒーターによる汚染が関係しており、換気のしづらい建物が多くなったことから増えてきています。砂壁ならアレルギーを引き起こす物質を取り込むため、対策としても効果が期待できるでしょう。

砂壁のデメリット

砂壁 リフォーム

http://refopedia.jp/sick-house-syndrome
 

メンテナンスが大変

ちょっとぶつかっただけでも、ぽろぽろとはがれてしまう砂。古くなってくると、ぶつかっていなくても自然にはがれ落ちてきます。砂壁の近くにカーテンがある場合、砂が付いてしまうこともデメリット。そのため、お部屋をきれいに維持する手間がかかります。

さらに、一度はがれてしまうと、同じ部分からぽろぽろとがれやすくなります。こうなると、見た目もどんどん悪くなっていくため、他の壁材と比べると使いづらいと感じるものでしょう。
 

施工期間が長く・リフォーム費用が高い

プロの業者であっても、リフォームに手間が掛かってしまうもの。どうしても技術力が必要になるため、砂壁のリフォームでは3日前後の期間が必要になります。また、補修する場合であっても、費用が高くなってしまいがち。

砂壁補修に精通した職人を呼ぶため、人件費も掛かってしまいます。そのため、施工期間が長くなりますし、高額な費用になってしまうケースが多くなっています。

砂壁リフォームのタイミングは?

砂壁 リフォーム

http://refopedia.jp/entrance-approach
 
砂壁は長期的に使用していると、だんだんとはがれ落ちてきます。見た目が悪いのはもちろん、湿度をコントロールできなくなるため、カビが生えてくることも。リフォームを行うときには、通常より長期間の施行になることも考えると、できる限り早めにリフォームを依頼すべきでしょう。

理想のタイミングとしては、触れていないのに砂が剥がれおちてきたときを目安にしてみてはいかがでしょうか?ちなみに、自然とはがれ落ちてくる状態になると、砂が口の中に入ってくることもあります。体に悪影響を与える成分は入っていないため、間違えて飲み込んでしまっても安心です。

 

砂壁リフォームの方法

砂壁をリフォームするときには、さまざまなリフォーム方法がありますが、大きく分けると「塗装」「塗り替え」「壁紙」の3つがあります。さらに細かく分かれていきますので、それぞれの特徴を見て行きましょう。
 

塗装

砂壁を塗装する場合、「砂壁を塗り直す」「ペンキを上塗りする」のどちらかになります。6畳の和室なら、どちらも約5~10万円の費用でリフォーム可能です。砂壁の塗り直しは、似た材料を使い分け、上から丁寧に塗り直していくもの。こちらは3日前後でリフォームが完了します。

ペンキ塗装は専用塗料を使って、同じくらいの費用・期間で、がらりとお部屋の雰囲気を変えられます。そのため、人気のあるリフォームとなっていますが、和室の雰囲気を崩しかねません。さらに、メリットである調湿性がなくなってしまうため、十分に注意してから行ってください。
 

塗り替え

砂壁の塗り替えでは、「珪藻土」「漆喰」のどちらかを使用して、壁を塗り替えていきます。どちらのリフォームであっても、6畳で約12~20万円の費用となります。また、どちらで塗り直しても、3日前後のリフォーム期間が必要となるでしょう。

珪藻土で塗り直す場合、塗り方や種類によって模様・色のデザインが変わることが特徴。和室に合う落ち着いた質感で、砂壁以上の調湿性を持っており、上位互換と言えるでしょう。

漆喰に塗り直すときには、白色ベースの壁になりますが、塗り方で模様が変わります。ツヤツヤでさらりとした質感を出してくれるため、和室の雰囲気にも合っています。さらには、強アルカリ性の素材になりますので、カビを寄せ付けません。どちらにもメリットがありますので、好みの雰囲気に合わせてみては?
 

壁紙

砂壁の上から壁紙を貼り付け、がらりとお部屋の雰囲気を変えられます。和室の雰囲気を変えられるため、洋風テイストのお部屋を作りたいときにもぴったり。自由なデザインの壁が作れるので、非常に人気が高くなっていますが、調湿性が失われてしまいます。

しかし、機能性壁紙を使用した場合、さまざまな特徴を出せることがメリット。例えば、音漏れを抑える防音性壁紙、汚れに強くなる防汚性の壁紙など優れたものが多いです。6畳で約8~15万円のリフォーム費用となります。リフォーム期間は1~2日で完成するため、短期間での施行が可能。

ちなみに、壁紙を貼るときは砂壁の表面を平らにしてからでないと、貼り付けることはできませんのでご注意を。

 

砂壁をDIYするときのポイントは?

砂壁をDIYするときには、どんな仕上がりを目指すときでも「養生」「砂落とし」「シーラー」「乾燥」がポイントになります。一つずつポイントを押さえていきましょう。
 

養生

砂壁のDIYでは、周りにぽろぽろとはがれ落ちてくるため、掃除が非常に大変です。そのため、養生を使って保護する必要があります。砂壁との境目にマスカーテープ、マスキングテープを貼り付けて養生していきます。もちろんスイッチ付近も汚れてしまいますので、しっかりと養生してください。
 

砂落とし

紙ヤスリやハケを使って、あらかじめ表面の砂を落としておかないと、シーラーをきれいに塗ることができなくなります。そのため、ここで砂を落としておくのですが、養生してからでないと、かなり部屋が汚れてしまいます。あえて、先に砂を落とした後に、床掃除をしてから養生することもできますので、好きな方法を試してみてください。
 

シーラー

表面を固めて、リフォームを行いやすくする下地調整剤です。これを塗っておかないと、砂がぽろぽろと落ちてきてしまい、塗ることも壁紙を貼ることも難しくなります。ちなみに、スプレータイプの調整剤もありますので、そちらを使うのもおすすめです。
 

乾燥

シーラーを使って砂壁の表面を塗り上げたら、3時間ほど乾燥させる必要があります。乾燥を十分に行っておかないと、また砂が落ちてきてしまうため、注意してください。乾燥まで終わったら、塗料を塗って好きな壁を作っても良いですし、珪藻土や漆喰に塗り替えるのもおすすめです。

もちろん壁紙を貼って、がらりとデザインを変えることもできますので、あなたの好きな壁を作ってみてください。ただし、砂壁はプロでも手を焼くほど繊細な壁です。慣れるまでは失敗が続いてしまうかも知れませんので、根気強く挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

ムリに砂壁リフォームをせずプロに依頼しよう

砂壁のリフォームは非常に難しいため、DIYのハードルは高いです。砂壁の良さを台無しにしてしまい、調湿性も失ってしまうかも知れません。もちろん好きなだけ挑戦しても良いですが、プロに依頼した方がスムーズでしょう。

砂壁から違う壁へリフォームしたい、もしくは今ある壁を砂壁にしたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。正しく特徴を知っておけば、理想のお部屋を作れるようになるでしょう。デザインや機能性をしっかりと把握して、みなさんも砂壁リフォームに挑戦してみてください。