• デザイン
更新日:2019/05/02

マンションを素敵にリフォームしたいセンスのある空間をつくるためのデザインを決めていくポイントをご紹介!

 日常生活に大きな問題があるわけではないけれど、「こういう間取りになったらもっと使いやすくなるのに」「リビングの内装が古びてきたのが気になる」など、住宅内の劣化が目立つようになるとリフォームを考えたくなるものです。

マンションの場合は、構造部分に手を加えることはできないため、内部の間取りや内装をリフォームすることでデザイン性の高い空間を実現することができます。そこで今回は、内装デザインに注目したマンションリフォームのポイントについてお伝えします。

マンションリフォームでデザインに注目する理由は?

マンションは、戸建とは異なりリフォーム工事ができる範囲に制限があります。玄関ドアや窓サッシ・バルコニーなどの共用部分と呼ばれる箇所や、天井・壁・床などの構造体は基本的に触れません。また、配管はマンション全体で計画されているため、水まわりの位置を自分の部屋だけ大きく変更することも管理規則で許可されていない限りできません。

こうしたさまざまな制限があるマンションをより住みやすくリフォームする場合は、レイアウトやデザインを重視して進めるのがおすすめです。構造体を触ることはできなくても、内部の間仕切り壁を撤去して間取りを変更することはできますし、インテリアを一新するだけでも見違えるような新鮮さを出せますから、レイアウトやデザインに視点を置き、「どういった雰囲気の空間にしたいのか」をじっくり考えていくといいでしょう。

デザイン重視のマンションリフォームの上手な進め方

マンションの部屋をリフォームによっておしゃれな空間に変えるには、リフォームでかなえたい雰囲気を検討して絞り込んでいくことが大切です。施工会社に希望を上手に伝えるためのポイントをまとめました。

・希望のイメージは具体的に伝える

希望のデザインのイメージを第三者に伝えるというのは、意外に難しいものです。「明るい部屋にしたい」「広く見えるようにしたい」といった希望があったとしても、明るさや広さの考え方は個人差が大きく、伝わり方にずれが出やすいので注意が必要です。

希望のイメージを伝える時は、できるだけ具体的な表現を心がけましょう。たとえば明るい空間にしたいという希望があるなら、「自然光がたっぷり入って部屋全体が明るい感じ」「パステルカラーを使ってやわらかさのある明るさ」など、できるだけこまかく説明すると伝わりやすいです。

・イメージ画像を準備する

デザインの希望イメージを言葉だけで表現するのはなかなか難しいものです。色や質感、サイズ、フォルムなどのニュアンスは、言葉では伝えきれないことの方が多いでしょう。そこで活用したいのが画像です。

インターネットや雑誌などで、「こういうリビングにしたい」「キッチンはこんな風にオープンスタイルにしたい」など希望に近い画像を集めてみましょう。自宅とまったく同じ間取りや広さでなくても問題ありません。内装やインテリアの雰囲気が希望に近い画像をリビング・キッチン・寝室など1ヶ所につき5~6点準備すると、デザインの好みの傾向が固まります。

内装やインテリアに限らず、キッチンや収納スペースのレイアウトについても同じように画像を集めるのは効果的です。「こんな風に回遊できるレイアウトがいい」「天井から床までこういう感じで棚をつけたい」など、画像を見せながら施工会社に伝えると希望が伝わりやすいのです。

イメージ画像を準備することのメリットは、施工会社に的確に希望が伝えられることで提案されるプランが希望を踏まえて作られやすくなるという点です。「明るいリビングに」と伝えただけでは、好みと違う内装デザインのプランを提案される可能性がありますが、イメージ画像を見せておくと希望がビジュアル化されているため大きなずれが起こりにくくなります。何度も打ち合わせをし直さなくてすみますし、違うプランを提案される場合でも好みを反映してもらいやすくなって、リフォームの満足度が高くなりやすいと言えます。

・モデルルームやインテリアショップを回ってみる

マンションリフォームの内容を検討している段階で、インターネットや雑誌などからさまざまな情報を集める人はたくさんいます。しかし、これらの情報はいわゆる二次元で見ている情報です。さらに現実に近いイメージを膨らませるためには、三次元の情報、つまり立体的なイメージを固めていくことが重要です。

おすすめしたいのは、モデルルームを見学すること。施工会社が開いている完成見学会や自社のモデルルーム、住宅設備メーカーや内装材のショールームなどに足を運んで、実際の空間の中に身を置いてみるとイメージをふくらませるヒントが得やすいです。オープンキッチンにした時の視線の広がり方、窓からの自然光や照明による室内の明るさ、床や壁の色あいによる雰囲気など、その場に立ってはじめて気づくことは多いもの。いいと思っていたプランよりもっといいプランを思いつくことも少なくありません。

インテリアショップを回ってみるのもいいですね。最近は、商品だけを陳列展示するのではなく、空間全体をコーディネートする形で商品を展示する手法が増えているので、モデルルームやショールームとはまた違うヒントが得られるかもしれません。

センスのいい空間をつくるためにこだわりたいポイントとは?

デザイン性の高いマンションリフォームを実現するには、レイアウトや内装材以外にもこだわりたいポイントがあります。「この部屋おしゃれだな」と感じさせる空間は、必ずこのポイントにこだわっていると言ってもいいでしょう。

・照明器具

どんなにしゃれたデザインの内装材や家具をコーディネートしても、その色や質感を生かす照明プランになっていなければ魅力が半減してしまいます。たとえば、リビングをモダンで落ち着いたイメージにしたい場合は、室内全体をまんべんなく照らすシーリングライトよりも、壁を照らしてその反射で光が広がる間接照明にしたほうがおしゃれな雰囲気になります。内装材や家具の色によって、オレンジっぽい色のあかりがいいか白っぽい色のあかりがいいかも異なります。

個性的なデザインの照明器具をたったひとつ天井から吊り下げただけで、空間全体のイメージががらりと変わることも少なくありませんから、つい後回しにしがちですがしっかりこだわっていきましょう。

・収納スペース

収納には、収納したいアイテムを隠さずに並べていく「見せる収納」と、すべて中に収めて見せないようにする「隠す収納」の2種類があります。見せる収納にするとそのスペースは視線を集める場所・フォーカルポイントになって空間全体に立体感が出ますし、隠す収納にすると雑然とした雰囲気になりにくいのでよりスタイリッシュになる可能性が高いです。

どちらがいいかということよりも、マンションリフォームで実現させたい空間のイメージに合わせて選ぶことが大切です。ただし、収納スペースは使い勝手の良さも重要ですから、デザイン性に加えて機能性や配置についてもよく検討しましょう。

戸建に比べて制限が多いマンションリフォームですが、工夫次第でデザイン性の高い空間をつくることは十分可能です。むしろ制限があることを逆手にとって、レイアウトや内装材にこだわることで個性的なデザインを楽しむ空間を作っていく醍醐味があります。リフォームによってどういった雰囲気の空間にしたいのか、どんな暮らし方をしたいのかをよく考えて、自分好みの心地よい空間を手に入れてくださいね。