マンションでのキッチンリフォームのポイントは?費用相場や注意点まとめ

戸建てと違ってさまざまな制限がかかってしまうマンションのリフォーム。しかし、もっと使いやすいキッチンにするのなら、リフォームを考えてみるのもおすすめです。もちろん住まいによってはできないリフォームもありますので、まずは自宅のルールを確認してみてください。
それでは早速、マンションのキッチンリフォームポイントを見ていきましょう。

マンションリフォームの注意点

マンション リフォーム

https://refopedia.jp/open-kitchen
 
キッチンのことを見ていく前に、まずはマンションリフォームの注意点を知っておく必要があります。マンションのリフォームをする際、勝手にいじってはいけない部分があります。マンション内でも共用で使われている部分である排水管です。

水回りのリフォームは、排水管の位置に余裕が無いと行えません。例えば、お風呂場を移動させるときには、水が通せるように排水管を移動させる必要があります。もちろんキッチンであっても、これは同じこと。排水管を繋げられる位置でないと、リフォームに取り掛かることはできません。

さらには、それぞれのマンションによって、リフォームができる部分は変わってきます。そのため、マンションでリフォームを行うときには、住んでいる場所のルールを知ることから始めてください。

マンションのキッチンリフォームの費用相場は?

マンション リフォーム

https://refopedia.jp/open-kitchen
 
キッチンをリフォームするときには、タイプによって掛かる費用が変わります。基本的には、「I型」「L型」「対面型」の3つからリフォームを行っていきます。費用相場としては、以下の通りです。

I型:約50~120万円
L型;約60~140万円
対面型:約70~160万円

ちなみに、シンプル・スタンダード・ハイグレードの3種類に分かれており、施工内容によって必要金額が変わります。約10万円ずつ金額が高くなっていくため、あなたに合ったリフォームを選んでみてください。
 
また、リフォーム内容こそ変わりませんが、キッチンを移動させるときは注意してください。と言うのも、マンションでは行えない可能性がありますし、何より費用が高くなってしまいます。

例えば、排水管や排気ダクトの長さによっては、リフォームができなくなってしまうでしょう。と言うのも、どうしても長さが足りない場合、キッチン内の設備を移動させる必要があります。

気を付けて!マンションのキッチンリフォームのNG

マンション リフォーム

https://refopedia.jp/used-apartment-2
 
マンションのキッチンリフォームでは、数々の注意点がありますが、リフォームがNGになってしまうことがあります。もちろん、マンションタイプによっては、OKになる場合もありますので、事前に確認しておいてください。

排水管が階下の天井裏にあるキッチンの移動

排水管は床下を通っている場合、伸ばせる範囲内でキッチンの移動ができます。しかし、下の階の天井裏を通っている場合、移動はできません。これはマンション共通のルールですが、共有物に手を加えることはNGとなるため。

そのため、どれだけマンションのルールを確認してみても、排水管の位置によってキッチンの移動ができないことには注意してください。ちなみに、2000年代から作られたマンションだと、排水管の位置が自宅の床下になっていることが多く、移動できるかも知れません。古いタイプのマンションだと、どうしても天井裏を通してしまっています。

ちょっとした豆知識ではありますが、頭の片隅に置いてみてはいかがでしょうか?

電圧が低いキッチンでIHヒーターへ変更

便利なキッチンと言えば、IHクッキングヒーターを思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、200Vの電圧がないと、IHヒーターを使うことはできません。そのため、電気容量を増やさないと、リフォームをしても使えないキッチンとなります。

管理組合へ確相談しておけば、キッチンの電圧を上げてくれることもあるでしょう。しかし、古いタイプのマンションだと、電気供給量が決められていて、電圧を上げることも難しくなります。そのため、リフォームを行う前に、必ず確認と相談をすることが大切です。

ちなみに、200V使えるからといって、簡単にリフォームをすることもやめておいた方が良いでしょう。ぎりぎりの電圧だった場合、他の調理器具と組み合わせて使うことができません。他の調理器具も使うことを考えると、余裕を持って50Aはキッチンの電圧に回しておきましょう。

基準を守れないリフォーム

キッチンをリフォームするときには、使いやすいように壁や床もリフォームしたくなるもの。しかし、マンションには防音規定が定められているため、一定の基準を守る必要があります。

マンションに住んでいるのなら、最低限のルールは守る必要があります。住んでいる部分は自由にリフォームする権利がありますが、共有物やルールには十分注意しておいてください。

マンションのキッチンリフォームのポイント

マンション リフォーム

https://refopedia.jp/used-apartment-2
 
マンションのキッチンリフォームを行うときには、いくつかのポイントを重視してください。それぞれのポイントを押さえておけば、納得のリフォームが行えるようになるでしょう。

リフォーム業者選びは慎重に

キッチンのリフォームはかなり高額な費用が掛かってしまいます。万が一に失敗してしまったら、かなりのお金をムダにしてしまうことに。そのため、業者選びは慎重に行わなければなりません。

狙い目としては「マンションリフォーム」「水回り」に精通している業者です。マンションに強い業者であれば、構造や規約に詳しいため、的確な作業を行ってくれるでしょう。管理組合とも上手に交渉してくれるので、あなたの希望に沿ったリフォームをしてくれます。

水回りに強い業者なら、キッチンに必要な設備を仕入れてくれるため、費用を抑えやすいです。スタッフ一人ひとりが経験豊富で、技術力が高いこともメリット。リフォームが失敗しやすいポイントを知っているため、丁寧で確実な作業をしてくれます。

また、リフォーム業者に依頼するのなら、複数の業者へ見積もりすることも大事です。と言うのも、高額な費用になりやすいので、どうしても業者ごとに金額のズレが出てしまうもの。少しでも安くリフォームするためにも、いくつかの業者に見積もりを出してみてください。

その中から、信頼できる業者に依頼することで、ステキなキッチンを作れるようになるでしょう。
 

デザインは使いやすさ重視

マンションのキッチンをリフォームするのなら、お部屋のレイアウトを考える必要があります。と言うのも、おしゃれなアイテムや機能性のあるキッチンを作ったとしても、使いにくくなっては意味がありません。

キッチンをリフォームした結果、これまでよりスペースが狭くなった・・・なんてことは良くあります。これが起きてしまうのは、レイアウトを考えずに機能性を追加した結果、キッチン周りが狭まったことが原因です。そのため、ちゃんとレイアウトを考えた上で、使いやすく余裕のあるデザインを考えていきましょう。

例えば、収納スペースが欲しいからと言って、キッチンが狭いのに開き戸を追加するのはNGです。引き戸にリフォームしてあげれば、スムーズに収納が行えますし、取り出すときにも楽ですよね。インテリアを重視してしまうのもわかりますが、何よりも使いやすさを重視してみては?

正しい知識を持ってマンションのキッチンリフォーム!

多くの規約や制限がされてしまうマンションでは、自由なリフォームはできません。正しい知識をもおっておかないと、スムーズなリフォームは行なえないでしょう。あなたにとって理想のキッチンを作るためにも、正しい知識を身に付けておいてください。

みなさんもマンションのキッチンリフォームするために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。



Page Top