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更新日:2019/02/20

デッドスペースの屋根裏リフォームで収納力アップ!屋根裏を活用するためのリフォームを成功させるポイントについて解説!

家族構成やライフスタイルの変化によってリフォームを検討する際に、憧れのひとつとして挙がるのが吹き抜け。2階の床を一部削ってつくるだけに、ダイナミックで解放感あふれる雰囲気が出る点が人気ですね。

実際に吹き抜けを設置した場合、さまざまなメリットがあると同時に、デメリットもあります。双方を比較した上で、リフォームで吹き抜けをつくるかどうかしっかり検討したいもの。
そこで今回は、吹き抜けを設置するメリットとデメリット、リフォームのポイントについてご紹介します。

吹き抜けを設けるメリットとは?

1階の天井を設けないで、2階や3階まで連続した空間をさす吹き抜けは、デザイン性や機能性においてさまざまなメリットがあります。主なメリットをまとめてみました。

・開放感がある

吹き抜けの最大のメリットは開放感があるということでしょう。2階建て住宅であれば、吹き抜け部分は1階から2階まで連続した空間になって、視線がかなり上まで届く状態になります。実際には吹き抜け部分の面積が小さいとしても、遠くまで視線が抜けると実際の広さよりも広く見えるため、圧迫感がなくなった分開放感を感じやすいと言えるでしょう。

・風が通りやすくなる

吹き抜け空間ができて天井の一部がなくなると、下から上へと空気が流れやすくなるため、風が通りやすくなります。吹き抜け部分に設置する窓の大きさや位置、家全体の間取り、家が建っている敷地の状況などによって条件は異なりますが、吹き抜け部分がなかった時よりは風が通りやすく、自然な形で換気できます。吹き抜け部分の天井面にシーリングファンを設置すると、空気が撹拌されて周囲の空気が循環しますから、室温が一定化しやすくなるのもメリットと言えるでしょう。

・採光量が増えて明るくなる

吹き抜けによって1階の天井の一部がなくなると、2階の壁面に設置した窓から外の光が降り注ぐ形になります。上から下に向かって自然光が広がりますから、やわらかい広がり方で光が入り、吹き抜けの下の空間が明るくなります。家の南面や東面などに隣家が接していたり、自宅よりも高い建物があって室内が暗い場合は、吹き抜けをつくることで2階や屋根に設けた天窓から自然光が入りますから、明るい室内で過ごすことができるでしょう。

・センスがいい家を演出できる

自然光がたくさん入り、天井がない開放的な空間があるため、おしゃれな雰囲気になりやすいというメリットがあります。吹き抜けがある家は決して多くないこともあって、見慣れない広い空間がとても印象深いのは確かです。吹き抜けがある天井面にシーリングファンを設けたり、デザイン性の高いペンダントライトを吊り下げたりすることで、インテリアも個性的な雰囲気を楽しめるでしょう。

・家族の気配を感じやすい

一般的な家は1階と2階とが区切られているため、それぞれの階に家族が分かれて過ごしているとお互いの気配はほとんど分かりません。しかし吹き抜けがあると、1階と2階とがゆるやかにつながる連続空間になるので、家族の気配を感じやすいと言えます。2階の吹き抜け部分のスペースにカウンターを設置して書斎スペースにしたり、子供部屋と吹き抜け空間を隣接させて小窓を設けたりするプランが人気です。
家族のコミュニケーションが深まりやすく、これまでとは違った快適さを感じられるでしょう。

吹き抜けを設けるデメリットとは?

さまざまなメリットがある吹き抜けですが、その反面デメリットもあります。吹き抜けを設けることでどんな生活になるのかを事前にしっかりと把握しておかないと、リフォーム工事が完成した後で「こんなはずではなかった」と悔やむことになりかねません。吹き抜けを設けるデメリットについてまとめました。

・音が響きやすい

吹き抜けを設けることでもっとも感じやすいデメリットは、音が家の中で響きやすくなることです。吹き抜けを設けることで家族がお互いに気配を感じやすくなるのはいいのですが、小さな声や歩く音なども響くことになるため、プライバシーの確保は難しくなります。リビングに吹き抜けを設けた場合、来客の声が2階まで響いたり、テレビや映画鑑賞などをしている時の音声が響いたりするので、2階で勉強している子供が集中できないということが起こる可能性があるのです。
二世帯住宅など生活リズムが異なる家族が生活する場合は、音が響くことを考慮してお互いに配慮することが必要と言えるでしょう。

・ニオイが広がりやすい

風が通りやすいのは連続した空間ならではのメリットですが、その反面ニオイも広がりやすいというデメリットがあります。キッチンで調理している時のニオイやリビングでたばこを吸った時のニオイなどは、そのまま2階にも上がって広がります。家全体の窓を開けて一定時間換気しない限り、広がったニオイはとれにくいです。

・光熱費がかかる

1階から2階まで連続した空間である吹き抜けは、大きいほど開放感がある一方で、冷暖房効率は低下します。冷房や暖房をしなければいけない面積が増えますから、高性能のエアコンをつけないと夏暑く冬寒い家になりがちです。冷暖房効率を考えて、気密性や断熱性を確保するリフォームを同時に検討するのがおすすめ。

・2階の床面積が少なくなる

吹き抜け部分は2階の床を削った状態ですから、当然2階の床面積は少なくなります。子供が独立して家族の人数が減ったので部屋の数も減らしてOKという場合ならいいですが、逆に子供が増えたり両親と同居することになったりして部屋数が必要な場合は、吹き抜けを設けることで部屋数が減ることを頭に入れてプランを考えることが大切です。

・メンテナンスの手配やコストがかかる

吹き抜け部分に設けた窓や、天井面に設けたシーリングファン・照明器具などは、かなり高い位置になります。掃除がしにくくなりますし、ランプ交換なども自分で行うのは難しいでしょう。窓やシーリングファンの掃除は専門業者に任せる、照明器具は長寿命のLEDタイプにするなどの工夫が必要です。こうしたメンテナンスのための手配やコストがかかることも頭に入れておきましょう。

吹き抜けを設けるリフォームのポイントとは?

リフォームで吹き抜けを設けようか迷っている場合は、家族のライフスタイルを踏まえて吹き抜けのメリットとデメリットをよく検討することが重要です。たとえば「開放感があるのはいいけれど音が響くのは嫌だ」「窓の掃除が面倒かもしれないが室内が明るくなる方を優先したい」など、吹き抜けの持つメリットとデメリットをきちんと把握した上で比較してみるといいでしょう。

また、吹き抜けをどこに設けるかというのも大切な検討項目です。リビングに設ける場合、どれくらいの広さにするのかによって開放感が変わりますし、リビング階段をあわせて検討することでより個性的な空間を演出できるでしょう。
また、リビングに設けるイメージが強いかもしれませんが、通風性や採光性を考慮して玄関や廊下に設けるパターンもあります。狭小住宅の場合は、床面積が広くとれない分、寝室などの個室に設けて床面積の狭さをカバーする場合も多いです。

吹き抜けを設けることでどんな住宅にしたいのかをよく家族で話し合って、工事予算とのバランスも考えながら検討していきましょう。