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リフォーム業者へ相談する前に知っておきたい基礎知識

住宅のリフォームは仕事で関わっているわけでもない限り人生でそう何回も経験するものではありません。そのためリフォーム業者に内容等を細かく説明されながら進めていくことになるのですが、まったく何も分からないまま相談することに不安を感じている方もいるでしょう。そこで今回はリフォーム相談をする前に最低限知っておいた方がよい知識、相談先などについて紹介します。

リフォームを始めるタイミング

リフォームが必要かもしれないと考えた時、最初に浮かぶのは「リフォームって普通はどれくらいのタイミングでするものなのだろうか?」という疑問ではないでしょうか。一応、天井や壁紙の張り替えは10年、キッチンや風呂については15年前後という目安があります。しかし目安はあくまで目安ですから、これにとらわれすぎる必要はありません。

例えば子供が独立して家から出ていった、親との同居を始めた、など家族構成に変化が起きれば家族のライフスタイルは変わります。年齢を重ねていくうちにこれまでは気づかないほどだった段差や障害に気付かされることもあるでしょう。他にも見た目が明らかにボロボロになってきた場合、防寒対策をしたいと感じた場合など、このままではダメだと感じる機会はいつか必ず訪れるはず。「リフォームが必要かもしれない……」そう思った時こそがリフォームを始めるべきタイミングなのです。

リフォームというと壁を抜いたりお風呂やキッチンを外したりといった大規模なものを想像してしまう方が多いのではないかと思います。しかし大規模な工事だけがリフォームではありません。汚れた壁紙を張り替えるだけでもそれは立派なリフォーム。多額の費用がかかるものだけでなく1万円~数万円ほどでできるリフォームもありますので、あまり気負いすぎる必要はありません。

リフォームの流れ~相談前から工事完了まで

リフォームするポイントを整理

リフォームをするからには何かしら解決したい問題があるはずです。ここを曖昧にしたまま業者へ相談してもなかなか満足できるリフォームは実現しないでしょう。まずは家のどんな問題について解決したいかを家族とゆっくり話し合ってみてください。リフォームしたい場所、また特に重視したい場所はあるかなどを紙に書き出します。

リフォームをするにあたっては当然ながら費用も無視できない問題。予算の上限を決めておかなければリフォーム業者と相談を進めているうちにいろいろと付け足したくなってしまい、気づけば予算を超えていたなんてこともあるでしょう。どれくらいまでであれば予算を捻出することができるかも事前にしっかり考えておく必要があります。

リフォームの内容を考えるにあたってはリフォーム業者の公式サイトやパンフレットを見てみるのもおすすめ。実際の施行令や費用が掲載されていることも多いため、具体的なイメージがつかめます。他にもリフォームした家を見学できるショールームなどのイベントを開催していることもあるので足を運んでみても良いでしょう。

リフォーム業者の現地調査

ある程度リフォームの希望が決まったらさっそく業者に相談します。とはいえ、いきなりリフォームの話を進めるわけではありません。まずは専門家に家の状態や立地などを確認してもらい、現状の把握や細かい採寸を済ませます。

現地調査を依頼するときのポイントとして、あまり家の中を片付けすぎないということが挙げられます。なぜならしっかり片付けてしまうと日常の過ごし方を知ってもらうことができないから。実際に生活している様子を見ることで分かる問題点もあるため、よほど散らかっていない限りあえてそのままにしておいた方がよい場合もあります。



プランについて相談

次はいよいよどんなリフォームをしていくかについて話し合います。いくつかプランを紹介されたり建材について説明されたりなど、具体的にリフォームの話が進んでいると感じられるはずです。業者に遠慮することなく、自分の希望や予算感を伝え、最適なプランを一緒に探していきましょう。

リフォーム業者はできるだけ分かりやすいよう丁寧に説明してくれるでしょうが、やはりよく理解できない部分も出てくるかと思います。分からないことがあればそのままにせず、納得いくまで説明を求めましょう。よく分からないまま工事を開始してしまうと、完了した後にこんなはずじゃなかったと後悔することになります。

リフォーム工事の契約

工事の内容を決め、すべて納得すればいよいよ契約です。費用がどのくらいかかるのかはもちろん、工期がどれくらいかかるのかなど些細な疑問も残らないよう注意してください。契約後に工事の内容を変更すると追加費用がかかってしまう場合があります。

また工事期間中の生活をどうするかについても考えておく必要があります。大規模なリフォームであれば仮住まいを用意しますが、キッチンや風呂だけなど部分的なリフォームであればそのまま住んでいられることも。家具を移動しておく必要はあるのか、水道やガスが使えなくなる期間はどれくらいになるのかといった点にも気を払いましょう。

リフォーム工事スタート

契約が完了したら工事が始まります。基本的には契約の内容通りに進められていきますが、基礎部分が劣化していて追加工事が必要になったり工期が延長したりすることもあり得ます。なお、工事現場を見学する場合は直接現場に向かうのではなく、事前に業者へ話を通しておきましょう。

引き渡し

無事工事が完了すれば引き渡しとなります。担当者と工事した箇所を確認し、特に問題なければ工程はすべて完了。リフォームして生まれ変わった家で新たな生活が始まります。

アフターケア

リフォーム業者はアフターケアについても力を入れていることがほとんど。使い心地は悪くないか、その後不具合がないかなどの相談を受け付けている業者は少なくありません。せっかくなら有効に活用していきましょう。

リフォームの相談先

地方公共団体

サービス内容は場所によって違うものの、多くの地方公共団体でリフォームに関する相談窓口を設けています。電話やメールで問い合わせる他、インターネットでリフォームに関する情報が紹介されていることもあります。

一般社団法人など

日本にはリフォームに関する法人がいくつか存在します。1つ例を挙げるとすれば住宅リフォーム・紛争処理支援センター。ここではリフォームに関する相談だけでなく、住宅購入のアドバイスやシックハウス症候群についての相談など、住まいに関することであればなんでも相談することができます。

もう1つおすすめとして紹介したいのが日本住宅リフォーム産業協会。リフォームの進め方やリフォーム会社をどう選べばよいかなどの相談を受け付けています。どちも相談は無料となっているので、気軽に電話をかけてみてはいかがでしょうか。

リフォーム相談は怖くない!

以上、リフォーム前に知っておきたい基礎知識についてご紹介しました。冒頭でも説明しましたが、人がリフォームをする機会はそれほど多いものではありません。依頼主が分からないことだらけだということはリフォーム業者もよく分かっています。契約前に内容をしっかり理解・把握しておくことはもちろん重要ですが、相談する前からあれこれ悩む必要はありません。分からないことが多くて不安だと相談すれば親切丁寧に説明してくれるでしょう。

分からないまま悩んでいるだけではリフォームの計画は進みません。あまり深く考えすぎず、気楽な気持ちでリフォーム業者に相談してみてはいかがでしょうか。