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住宅の顔である外装をより美しく!外装リフォームを成功させるためのポイントとコストの抑え方を解説!

持ち家の資産価値を左右する要素のひとつである外装。周囲から24時間見えている部分ですからまさに住宅の顔であると同時に、日光や雨風などから家を守るための大切な構造の一部として住宅の寿命に影響を与える部分でもあります。

外装リフォームは内装リフォームよりも大掛かりな工事になるので、より効果的な内容でコストを抑えた工事にしたいもの。そこで今回は、外装リフォームを成功させるためのポイントとコストの抑え方について紹介します。

外装リフォームとは?

外装リフォームとは、住宅の外側部分の劣化や破損などを補修するために行うリフォームを指します。外壁や屋根、ベランダなど住宅の外側部分をリフォームする工事のことです。アプローチやカーポート、門扉や塀などのエクステリアを含めることもあります。

外装リフォームが発生しやすい外壁と屋根、ベランダについて内容をまとめてみました。

・外壁

外壁の仕上げ方法によって、リフォームの内容も異なります。

モルタル塗装仕上げの場合は、塗装を上塗りする方法がもっとも簡単です。現在の外壁が大きく傷んでいないなら可能ですが、劣化が激しい場合は外壁材をすべて撤去して塗り直す必要があります。

サイディング仕上げの場合は、軽微な傷みであれば部分補修でOKです。目地シーリングやひび割れ部分を補修するだけなので、時間もコストもかかりません。外壁材の状態が悪くないなら重ね張りで対応します。劣化が激しかったり大きく破損しているなら、現在のサイディングを撤去し、下地から調整した上で新しく張り直すのが確実です。

タイル仕上げの場合は、目地やタイル本体の状態によって補修か張り直しかを判断します。モルタルやサイディングと比べると耐久性が高いと言われていますが、経年劣化は避けられないため早めのメンテナンスが必要です。

・屋根

スレートやガルバリウム鋼板、瓦など屋根に使われている建材の種類によってリフォームの方法も変わります。表面の塗装が剥がれている程度であれば、補修で塗り替えを行います。日光の熱を遮断したり防水性能を高めたりする効果を兼ねているので、丁寧に施工します。既存の建材の劣化が軽いなら、重ね張りをすることもあります。

建材の種類にかかわらず破損していたり、雨漏りがひどく屋根の下地材から劣化していると考えられる場合は、建材を撤去して下地からリフォームする必要があります。費用はかかりますが、下地からやり直すため確実に問題が解消されます。

・ベランダ

ベランダは、経年劣化によって目地のひび割れや破損、防水塗装の剥がれなどが起きやすい場所です。いずれも雨漏りに直結する問題ですから、構造部分に影響を与える前に早めに対処することが大切です。

ベランダのリフォームは防水塗装リフォームを意味します。FRPやシート、アスファルト、ウレタン塗装などの種類がありますので、予算や既存建材との相性に合わせて選ぶといいでしょう。

外装リフォームは築年数に沿って計画的に!

外装部分は、内装とは違って気づかないうちに劣化や破損などが進行していることが少なくありません。特に2階部分や屋根については目視で劣化状態を確認することはなかなか難しいです。放置していると雨漏りや断熱性能の低下など日常生活への悪影響が出てきますから、築年数に沿って計画的にリフォームを行うのがいいでしょう。

外壁や屋根の表面塗装の塗り替えは、新築から10年前後を目安に検討するのがおすすめです。日光や雨・雪などにさらされ続けている部分だけに、10年前後経ってくると表面が傷んでいることがほとんどだからです。同時に、ベランダの防水シートの塗り替えや窓サッシ・雨戸シャッター・雨樋・庇なども点検し、必要な補修をしておきましょう。

築年数が20年前後になってくると、玄関ドアやカーポート、門扉や塀などの劣化も進んできます。状態によって補修や交換を行います。屋根や外壁については、塗り替えや張り替えが必要になるかもしれません。

外装は定期的にこまめなメンテナンスを行っておけば、重大な問題につながることはそうありません。ただし台風や大雨、地震などの自然災害があった際には、外装部分が大きく傷んだり破損したりする可能性が高いため、全体をチェックして必要な対応をしておくといいでしょう。

外装リフォームのコストを抑えるには?

建材自体の価格が高く、面積も広いため、外装リフォームを本格的に行うとなるとコストがかかります。内装とは違い外壁や屋根といった高い位置の施工のために足場を組む必要もあるため、足場代がかかるのも特徴です。それだけに、できるだけ効率よくリフォームを進めてコストを抑えたいもの。次のような工夫を心がけていくといいでしょう。

・こまめなメンテナンスを欠かさずに行う

先ほどもお伝えしたように、外装部分は自分でチェックをするには限界があります。とはいえ、雨漏りなどの不具合が出てから対処したのでは、むしろコストが割高になってしまいます。不具合が出る前、決定的な劣化や破損になってしまう前に対処できるよう、こまめにメンテナンスを行うようにしましょう。

自分で目視によるチェックを行いリフォームすべきかどうかを判断するのは、専門知識がないので難しいです。前述したような築年数に沿ったメンテナンス計画をしっかり行うことで、早め早めに対応できてリフォーム金額も抑えやすくなります。

・複数の施工会社に現場調査をしてもらう

「リフォームをする時は相見積もりをとりましょう」とネットや雑誌などで説明されているのを見たことがある人も多いでしょう。外装リフォームも同じで、住宅の状態を見てどんなリフォームが必要と判断するかは施工会社によって異なります。また、もし工事項目が同じであっても、施工にかかる日数や金額は違うはずです。

安くない金額がかかることなのですから、より適切なリフォームを適切な価格でしたいもの。そのためには比較検討する材料が必要なので、初めから1社に絞って見積を依頼するのはおすすめしません。「知り合いだから他の会社に声をかけにくい」という状況もあるかもしれませんが、コストを抑えるのが目的であれば冷静に対応することが大切です。2~3社に外まわりを見てもらい、さまざまな意見をもらうことはいい判断材料になるでしょう。

・建材のグレードにこだわる

外装リフォームのコストを下げるために、外壁や屋根、エクステリアといった建材を安いタイプにするのはひとつの方法です。特に外壁や屋根の材料は単価が高く、施工面積も広いため、単価の違いがリフォーム工事の費用として10万円20万円と大きく差額として出てくるのも確かです。

しかし、外装部分は365日24時間外にさらされながら、日光や雨風から住宅を守る部分です。住宅のもっとも大切な部分である構造体を守る役目をしている部分ですから、建材の耐久性はとても重要なポイントです。安いけれど耐久性が低い建材を選んだことで5年もしないうちにメンテナンスをしなければならなくなるとしたら、かえってコスト高になってしまうのです。

外装に関しては、予算との兼ね合いをもちろん考慮した上で、長い目でコスパを計算しましょう。耐久性を重視してそれなりのグレードの建材を選ぶ方が、結果的にコストを抑えられるでしょう。