今まで使っていたキッチンから対面キッチンにしたいとのご希望からリフォームを決意。さらに、現在共に暮らしているペットのオカメインコが、部屋の中で自由に飛び回ることができるような空間づくりも望んでいた。お施主様には、今回のリフォームをするにあたり一つ大切な想いが。それは、既に実家を出た子供たちの成長が刻まれた思い出の柱は残しつつ、新しい住まいを手に入れたいということ。離れていても、家族の存在を常に感じられる家を目指した。

オカメインコがとまることのできる「とまり木」として梁を設置。これをインテリアの一部とすることで空間にメリハリを持たせた。さらに、キッチンの背面には自然石のタイルを貼り、空間の木部の着色や家具の色味を焦げ茶で統一したことで、お施主様好みのテイストに仕上がっている。残したいとご要望があった柱はそのままに、これから先も懐かしい思い出として刻まれていくものになった。