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健康だから大丈夫?バリアフリーリフォームは今のうちに!施工費用や内容を徹底解説

人間である以上、年を重ねるとどれだけ健康な人も若い頃のように体を動かすことが難しくなってきます。あなたの家は10年後、20年後であっても問題なく住むことができると言えるでしょうか?この問いに自信をもってその通りだと答えられる人は少ないでしょう。

もしいくらか予算に余裕があるのであれば、今のうちにバリアフリーリフォームも視野に入れておくと良いかもしれません。

とはいえ今はそんなこと考える気にならないという方もいるでしょう。

そこで今回はなぜバリアフリーリフォームを今のうちに行うべきなのか、またバリアフリーリフォームの種類や費用についてご紹介します。

 

バリアフリーリフォームを今のうちにすることをおすすめする理由

「今はまだ動けるし、若い人にもまだまだ負けないよ」と考えている方も多いでしょう。「そんな状況でバリアフリーなんてお節介ではないか?」そう感じてしまう気持ちも分かります。

しかし、ある日うっかり転んだケガが原因で体が不自由になってしまうことは十分考えられますし、実際にそのような立場になってしまった方もゼロではありません。また、ケガをしない場合でも体力は少しずつ弱まっていくもの。気づいた時には満足に動けなくなっていた、ということも十分考えられます。

リフォーム自体は業者が行うものですが、依頼する際に現場を一緒に見て回ることもあります。自由に動けなければ打合せも大変ですよね。急いで大規模なリフォームをする必要はありませんが、今のうちにできる場所は手を付けておいた方が良いかもしれません。

 

バリアフリーリフォームは国や自治体のサポートを得られる

バリアフリーリフォーム

http://refopedia.jp/subsidy

 

リフォームというと「高い費用がかかるし、うちにはそんな余裕なんてないよ」と思うかもしれません。たしかに工事の内容によっては100万円、1,000万円とかかる工事もあります。ただ覚えておいていただきたいのが、数万円から実施できる軽微なリフォームもあるということ。さらにバリアフリーリフォームの場合は必ずしも全額負担する必要があるとは限らないということです。

もし65歳以上の方や介護認定を受けている方、障害のある方がいる場合はバリアフリーリフォームに介護保険が適用できます。最大20万円、リフォームにかかった金額の9割を負担してくれるというのですから使わない手はありません。

1度のリフォームで20万円使いきらなければならないわけではなく、複数回に分けて使えるためここぞというタイミングを狙う必要はありません。

これ以外にも自治体でバリアフリーリフォームを支援している場合があります。詳しくはお住いの自治体のホームページなどで確認してみてください。

 

さらに固定資産税の減額、補助金も!

バリアフリーリフォームの助けになるのは介護保険だけではありません。一定の条件をクリアすれば固定資産税が減額されたり、補助金がもらえたりする場合もあります。個人でこれらの制度について調べるのは難しいでしょうから、ここはやはりプロであるリフォーム業者に相談してみましょう。

 

費用別、バリアフリーリフォームの例

続いて、どのようなリフォームがどのくらいの費用でできるのかについてご紹介していきます。ここで示す費用は各種減額や補助金は別にした金額です。

 

階段のリフォーム

バリアフリーリフォーム

http://refopedia.jp/handrail

 

  • 手すりの設置:5万円~15万円
  • 足元への照明設置:1万円~2万円
  • 勾配を緩やかにする:20万円~50万円

 

階段は家の中でも事故が起きやすい場所と言われています。あなたも一度くらい段差を踏み外し、打撲してしまった経験があるのではないでしょうか?しかしこのくらいで済めば良い方。2階付近から転げ落ちてしまえば最悪死んでしまう可能性もあるでしょう。手すりがあればこのような事故のリスクを減らすことができます。

また、足元に照明を設置するのも効果的です。なぜなら階段は段差によって影ができやすく、明け方や夕暮れ頃には暗くなって足元が見えにくくなるから。照明設置は効果的でありながら費用もあまりかかりません。

それ以外にも、費用は高くなりますが、勾配が緩やかになるよう階段をリフォームするという手段もあります。

 

浴室のリフォーム

バリアフリーリフォーム

http://refopedia.jp/bath

 

  • 浴室暖房乾燥機の設置:10万円~20万円
  • 半埋め込み式浴槽にリフォーム:50万円~80万円

 

高齢者の家庭内事故の中でも、浴室内での死亡例は多いと言われています。浴室内で死亡というと転んで頭を打った、などの事故を想像されるかもしれません。しかしそれ以上に危険なのが浴室と湯船の寒暖差。裸で寒い空気にさらされた体を熱いお湯に入れることで、血流に大きく負担がかかります。これが心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまうのです。浴室暖房乾燥機を設置すればこのような事故のリスクを減らせます。

もちろん滑って転んでしまう事故もないわけではありません。そこでおすすめしたいのが浴槽を半埋め込み式にリフォームすること。これは浴室を一部床に埋め込むことで足を大きく上げずに済み、転倒事故を起こりにくくするものです。

 

トイレのリフォーム

バリアフリーリフォーム

http://refopedia.jp/handrail

 

  • 手すりの設置:2万円~5万円
  • 和式トイレから洋式トイレへリフォーム:20万円~60万円

 

体が不自由になると、ズボンを下ろしたり座ったり立ち上がったりと動作の多いトイレに行くのが面倒になります。とはいえ生理現象を避けることはできません。トイレ内に手すりを設置すればいくらか動作が楽になり、身体的・精神的なストレスが緩和されるでしょう。

また、家によってはトイレがまだ和式のまま、という方もいるかもしれません。ご存知の通り和式トイレは足腰に負担がかかります。それなりの費用はかかりますが、洋式トイレにリフォームするのも良いでしょう。

 

ドアのリフォーム

  • 開き戸から引き戸へリフォーム:10万円~15万円

 

一軒家で多く使われている開き戸ですが、これは開けた先に人がいて事故が起きるリスクがあります。あなたも1度くらいはヒヤッとした経験があるのではないでしょうか。年を重ねて体力が落ちると、ヒヤッとするだけでなくドアがぶつかった衝撃によって転倒・骨折することもあるのです。開き戸から引き戸へリフォームすることで事故のリスクを減らせます。

 

段差のリフォーム

  • 段差解消:2万円~15万円

 

1cm、2cmの段差であっても、足が動きにくくなってくると気になってしまうもの。うっかり足をひっかけて転んでしまうことも少なくありません。このような事故の原因を取り除くのが段差のリフォーム。段差そのものをなくすことはもちろん、スロープをつけるという方法もあります。

スロープを付ける場合は段差をなくす工事に比べて費用が安くて済みますが、坂になっている部分が滑りやすくなるというリスクがあります。特に靴下をはいているとより危険ですので、滑り止めのシートなどを貼っておくことをおすすめします。

 

バリアフリーリフォームでは「誰でも暮らしやすい家」をイメージする

そもそもバリアフリーとは、生活の支障となるような障害を取り払うという意味があります。つまり高齢者や障害のある方に限った話ではなく、誰にとっても暮らしやすいものにすることが目的ということを忘れてはいけません。

自分の体力が低下していくことを見据えて手すりを設置したのはいいものの、結局は車椅子を使うことになり手すりはかえって邪魔になってしまった……。というようにせっかく行ったリフォームが無駄になってしまうこともあります。未来のことを考えるのは難しいものですが、特定のシチュエーションだけでのみ意味があるリフォームにならないよう注意しましょう。