室内のドアをDIYでリフォームするにはどうするべき?

「長年使用していたドアがなんだか開きにくくなって来た気がする」「今までとは違ったドアにして部屋の雰囲気を一新したい…」室内ドアのリフォームを考えるきっかけはいろいろと考えられますが、あなたも何か理由があってドアリフォームを検討しているのでしょう。ドアリフォームを検討する人の中には「もしかしてDIYでドアをリフォームすることができるのでは?」と考える人もいるはず。たしかにDIYでリフォームができれば依頼にかかる費用が節約できますし、趣味として楽しむこともできますよね。実際にDIYで室内ドアをリフォームすることは可能です。そこで今回はDIYでできる室内ドアのリフォーム方法についてご紹介します。

 

ドアの色を変える

室内ドア リフォ―ム

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室内ドアのリフォーム方法としては一番簡単な方法。必要なのは塗料といくつかの道具だけ。あまり費用がかからずに済む上に、失敗も他のリフォーム方法と比べると少なくDIYに挑戦するのは初めてだという方にもおすすめのリフォーム方法です。

それではさっそく具体的なリフォーム方法をご説明します。

 

準備

何はともあれ、まずは必要なものを用意しなければ始まりません。ここで紹介しているものはホームセンターに行けばすべて購入することができます。すべて新しく揃えたとしても1万円もかからずに用意できるでしょう。

 

マスキングテープ、マスカー

これらの道具は養生という工程で使います。養生というのは塗料を塗るとき、関係のない場所へ塗らないようにするためテープなどで覆い保護しておくこと。DIY慣れしていない方には見過ごされがちですが、塗装をする際には絶対に欠かせない道具といっても過言ではありません。マスキングテープには剥がれやすいという特徴がありますので、ガムテープなどで代用することは避けた方が無難です。ガムテープでは剥がすときに壁紙も一緒に剥がしてしまう心配があります。

 

紙やすり

紙やすりはドアに塗料を塗る前に使います。なぜわざわざ表面を削る必要が? と思うかもしれませんが、これはもともとドアに塗られている塗料の膜を剥がすため。そのまま上に塗料を塗ってもこの膜のせいで剥がれてしまいやすくなるのです。

しっかり膜を削るため紙やすりは粗いものを選びましょう。粗さは番号で示されており、#400などと記載されています。ドアを削るための紙やすりは#360程度のものを選ぶと良いでしょう。

 

下塗り材

下塗り材はシーラー、プライマーなどと呼ばれます。下塗り材の役割はドアと塗料を密着させる接着剤のようなものと考えてください。ペンキだけでも塗れないわけではありませんが、やはり下塗り材を塗っているかどうかで仕上がりが大きく変わります。ペンキが剥がれてしまう原因にもなるため、こちらも忘れず購入しておきましょう。

 

水性ペンキ

ペンキには油性のものと水性のものがあります。その名の通り油性ペンキは薄めるときに専用の油を必要とするのに対し、水性ペンキは水を混ぜるだけ。一応油性のペンキには水に強いというメリットがありますが、今回は屋外で使用するわけではないのでわざわざこちらを選ぶメリットがありません。室内ドアのリフォームに使うのであれば水性のほうが圧倒的に便利です。迷わず水性のペンキを買いましょう。

またペンキは店頭に並んでいるものを見たときと実際に塗ってみたときでは印象が変わります。できれば一度カラーサンプルを購入し、ドアに合いそうかどうか確認すると良いでしょう。日当たりや時間帯によっても印象は変わるので慎重に選ぶことをおすすめします。

 

ハケ、ローラー

下塗り材やペンキを塗るときに使います。ハケかローラーどちらかだけでも塗れないことはないのですが、やはり広い場所と狭い場所を塗るときでは道具を変えた方が作業しやすくなります。

 

作業の流れ

まずはペンキを関係ない場所に塗ってしまわないよう養生をしましょう。もし間違ってペンキがはみ出してしまうと拭き取るのが大変です。当然はみ出しがあると見た目は悪くなりますから、養生の出来が全体の出来を大きく左右するといっても良いでしょう。もし可能であるならドアを枠から取り外すことをおすすめします。これなら壁や床にペンキがはみ出ることがありませんし、塗るのも簡単です。

次にドアの表面をヤスリがけします。しっかりと表面の膜を削り、表面に残った汚れを落としたら次は下塗りです。広い場所はローラー、狭い場所はハケを使うと良いでしょう。下塗りを終えた後はしっかりと乾かしてください。完全に乾いていない状態でペンキを塗ると剥がれる原因となってしまいます。

最後にペンキを塗れば完成なのですが、1回塗っただけではムラができてしまうでしょう。1度全体を塗り終わったらまずは落ち着いて乾かしてください。完全に乾いたらもう一度ペンキを塗っていきます。重ね塗りをすることで先ほどよりもムラが気にならなくなるはずです。

ムラもなくなり完全にペンキが乾いたら出来上がり。ドアを外している場合はもう一度取り付ける必要がありますが、完全に乾いているとはいえ、壁などにぶつけてしまうと塗装が剥がれてしまいます。取り付けが終わる最後の瞬間まで油断は禁物です。

スムーズに作業が進めば半日くらいでリフォームは完了です。とはいえDIYに慣れていない方はもう少し余裕をみた方が良いかもしれません。

 

ドアを交換

ドアは蝶番で枠にはまっていますよね。そのため取り外すこと自体はそこまで大変なことではありません。枠に合うドアを見つけることさえできれば、ドアの交換もDIYリフォームでできる範囲といえます。

しかしサイズの合うドアを見つけることは簡単ではありません。場合によっては特注して枠に合うドアを作ってもらう必要があるかもしれません。ホームセンターによっては有料でドアのカットをしてくれることもあるので相談してみると良いでしょう。

もう1つデメリットとして挙げられるのが、枠はそのままであるため違和感が残ること。枠は古いままなのにドアだけ新しかったり、枠の色とドアの色が違ったりすると抵抗がありますよね。対策としては枠をドアと同じ色に塗る、ドア本体と同じ面材を枠にも貼る、といった方法があります。

 

DIYではできないドアリフォーム

室内ドア リフォ―ム

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ドアの大きさを変えたい、枠も一緒に変えたいという場合はDIYでリフォームするのはかなり難しいと思います。

枠は壁と一体になっているため、取り外すためには壁も一部取り壊す必要があります。さすがにそんな工事はプロでなければ対応できません。壁紙も全面的に張り替える必要があるため、その分の費用もかかることを覚えておきましょう。

 

自信がなければ迷わずリフォーム業者に相談

安くお得にリフォームできるかもしれないDIYですが、すべてが自己責任というのが辛いところ。ドアを交換する場合、間違って寸法の合わないドアを購入してしまうとすべて無駄になってしまいますし、比較的簡単なペンキで塗装する場合も上手くいかなければムラが残る可能性はあります。失敗することも含めて楽しめる、ということであればDIYに挑戦するのも良いでしょう。たしかにDIYの自由度の高さは魅力的です。

しかし仕上がりのことを考えるのであれば、やはりプロのリフォーム業者に依頼することをおすすめしたいところです。もしかするとあなたが考えているよりも費用はかからないかもしれません。まずは一度電話やメールで問い合わせてみてはいかがでしょうか?



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