デザインリフォームを実現させるには?依頼先の選び方などを解説

単純に住宅を修繕するだけでなく、「他の家とは違う、ちょっとオシャレなデザインにしたい」と思った時におすすめしたいのがデザインリフォームです。またデザインリフォームは依頼主の細かい希望にも応えてくれるため、二世帯住宅の家庭やバリアフリー化を考えている方にもピッタリ。きっとあなたもご家族も満足できるリフォームとなるでしょう。

とはいえ「デザインリフォームはデザイン料がかかるから高いのでは?」「どんな会社に頼めばいいのか分からない」といった悩みや不安を抱えている方も多いはず。そこで今回はデザインリフォームを考えているあなたのため、依頼する前に知っておきたい情報をまとめました。

デザインリフォームはどんな人に向いている?

デザインリフォームは単に老朽化した設備を直すだけでなく、依頼主の「こんな設備がほしい」「こんな使い方がしたい」という要望を細かく受け付けるリフォーム。既存の形式にとらわれず設計することになるため、自分が思い描いている理想の家を実現しやすいというメリットがあります。

機能面はもちろんのこと、お客さんを招いた時に思わずオシャレだねと言ってもらえるような見た目もオシャレな家で暮らしたいと考えている方も多いはず。カフェのような空間にしたい、子供たちがのびのびと遊べるようにしたいなど、デザインリフォームはそんなあなたの夢を実現します。もちろんデザイン以外のポイント、例えばバリアフリーを実現したい、耐震補強など家の基礎も見直したいという要望に応えることも可能。構造上どうしてもできないリフォームもあるでしょうが、かなりの自由度があるため満足度はかなり高くなるはずです。リフォームを考えているのであればぜひデザインリフォームも視野に入れてみてください。

デザインリフォームはどんな会社に依頼するべき?

リフォーム会社といってもたくさんの会社があります。デザインリフォームを依頼するならどんな会社にするべきか?具体的な特徴についてご紹介します。

デザインリフォームに関する資格を持ったスタッフがいるか

探して見つけたリフォーム会社がデザインリフォームを得意としているかどうかは簡単には分からないもの。最近は公式サイトで実績を掲載している会社も増えていますが、そうでない場合は在籍するスタッフにデザインリフォームに関する資格があるかをチェックしてみると良いでしょう。例えばインテリアに力を入れたいと考えているのであればインテリアコーディネーター、インテリアプランナーの資格を持っている方がいると良い提案を受けることができるかもしれません。家の設計に関わる人ともじっくり話し合いたいならインテリア設計士がいるリフォーム会社を探してみても良いでしょう。他にも窓装飾プランナー、ライフスタイルプランナーなどの資格もあるので、自分が求めているリフォームに合う資格にはどんなものがあるか調べてみてください。

内装だけでなく外装にもこだわりたいということであればエクステリアコーディネーター、エクステリアプランナーといった資格を持った方に相談するのがおすすめ。どちらも外壁や庭など、家の外から見える部分に関する深い知識が要求される資格です。

住宅の種類に合わせた業者を選ぶことも重要

上ではデザインリフォームに関する資格についてご紹介しましたが、その資格さえあればどんなデザインリフォームも完璧というわけではありません。リフォームをするのが一軒家なのか、それともマンションなのかによっても得意・不得意が変わってきます。もしマンションのリフォームを考えているということであればマンションリフォームマネジャーの資格を持つ会社に相談してみると良いでしょう。マンションリフォームマネジャーはその名の通り、リフォームの中でも特にマンションに関する知識を身につけた人が取得できる資格です。

手すりを設置するなどバリアフリーに力を入れたいのであれば福祉住環境コーディネーター、ワンちゃんを飼っている方であれば愛犬家住宅コーディネーターの資格を持つ会社を探すのもおすすめ。彼らには豊富な経験があるため、他のリフォーム会社では思いつかないような提案を受けることができるかもしれません。また増築や減築も考えている場合は建築士の資格を持っている会社を選んでおくのが無難です。

一言にデザインリフォームといっても、このようにリフォームを行う住宅やその目的によって選ぶべきリフォーム会社は変わってきます。

デザインリフォームの疑問

自分にピッタリなリフォーム会社を見つけるには?

先ほども説明した通り、デザインリフォームといってもその内容は千差万別。一軒家のデザインリフォームが得意なリフォーム会社もあれば、マンションのデザインリフォームが得意な業者などさまざまです。自分にピッタリなリフォーム会社を見つけるには複数の業者に相談するのが何よりの近道。リフォームの内容はもちろん、相談を進めていく上で話が合うと感じられる担当者を見つけられればより満足のいくリフォームを実現させることができるでしょう。また家主とリフォーム担当者の話し合いがスムーズに進むことも大切ではありますが、ご家族の中でリフォームに対する考え方を一貫させておくのもリフォームを成功させる秘訣です。

リフォーム会社、設計事務所、工務店の違い

リフォームを請け負うのはリフォーム会社だけではありません。業者を探していると設計事務所や工務店という名前で営業している業者がいることに気付くでしょう。それぞれどのような特徴があるのかについてご紹介します。

リフォーム会社

リフォーム会社はその名の通り、リフォームをメインで行っている会社です。そのため最初の相談や打ち合わせから工事までスムーズに話が進んでいくことでしょう。デザインリフォーム関連の資格を持っているスタッフも多めの傾向があるため、あなたが求めているデザインリフォームを一番実現しやすいのはリフォーム会社かもしれません。一方で会社の規模が大きすぎる企業だと担当者が途中で変わってしまう危険もあります。もし相性の良い担当者と話をすることができたのなら、最後まで同じ担当者に対応してもらうよう頼んでみると良いでしょう。

設計事務所

設計事務所のメイン事業はやはり設計です。つまり他の会社よりもデザインに優れた能力を持つ人が集まっている傾向があるため、よりオシャレな住宅を目指すのであれば設計事務所に相談してみると良いでしょう。ただし設計事務所の中には自社で対応するのはあくまで設計のみで、工事は外注しているというパターンもあることを覚えておいてください。

工務店

工務店の仕事は設計事務所が作成した設計図をもとに工事を行うこと。といっても工事だけでなく設計もできると謳っている工務店も少なくありません。リフォーム会社、設計事務所、工務店などの名前にはあまりとらわれず、まずは複数の業者に相談してみることをおすすめします。

デザイン料について

デザインリフォームは通常のリフォーム費用にデザイン料が加算されると思っている方が多いかもしれません。たしかにリフォーム費用とは別料金になっている場合もありますが、会社によっては工事費の中に含まれることもあります。とはいえ肝心なのはリフォームでかかる総工費。デザイン料にばかり気を配るのではなく、あくまで全体でどれくらいの料金がかかるのかに注目しましょう。ただしかなり細かい部分の設計まで作成した場合は最終的にリフォームをすることにならなかったとしてもデザイン料が必要になることもあるので注意してください。

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