• キッチン
  • トイレ
  • 風呂・浴室
更新日:2021/01/19

水回りリフォーム費用や期間は?水回りリフォームの施工事例や失敗しないためのコツも紹介

キッチンのリフォーム

一般的には、キッチン・お風呂・洗面台 ・トイレ の4つのことを水回りと言います。

水回りの使い勝手や清潔感は、暮らしの快適さに大きな影響を及ぼします。もし、築年数の古い住宅だったとしても、水回りをリフォームすることで、より長く気持ち良く暮らせるでしょう。この記事では、水回りリフォームの施工事例や費用相場、失敗しないためのポイントをお伝えします。

水回りリフォームをするタイミングは?

水回りのリフォームをするタイミングと費用

先に述べたとおり、住宅における「水回り」とは、キッチン・お風呂・洗面台・トイレ の4カ所を指します。水回りは、一般的に新築から15~20年ほど経ったらリフォームをすべきと言われています。

表面的にはまだまだ使えるように見えていても、ヒビ割れやコーキングの切れ目から水が入って内部での腐食が進んでいたり、劣化や老朽化が目立ってきたりするからです。家族構成や生活スタイルの変化により不便さを感じることもあるでしょう。

水回りリフォームにかかる費用は大きく分けて、本体費用と工事費用、諸経費の3つです。キッチンや便器などの本体のグレードや、工事に規模によって費用が変動します。

水回りリフォーム1.キッチンのリフォームの特徴

キッチンのイメージ

水回りの代表、キッチン。キッチンのリフォームは、単にシステムキッチンを古いものから新しいものへ取り替えるようなケースだけではありません。家族構成の変化や生活スタイルの変化などによってI型からU型へとキッチンの形状自体を変えたり、食洗器やIHクッキングヒーターを取り付けたりする簡易的なリフォームもあります。

システムキッチンの入れ替えをすると、キッチンのスペースが広くなり、機能も充実することで使い勝手が向上します。どのようなグレードの製品を選ぶかによって費用は大きく異なりますが、安いものであればリフォーム費用を50万円程度におさえることも可能です。

システムキッチンを入れ替えると同時にレイアウトまで変更する場合には、水道や配管の工事、キッチンの拡大や場所移動に伴う内装工事まで必要なケースがあります。この場合、費用は100万円以上、場合によっては200万円を超えることもあるでしょう。工期は規模によって前後しますが、大体1週間~2週間ほどかかります。

キッチンのリフォーム費用内訳と相場

一般的なキッチンリフォームの総費用相場は50万~200万円ほど。その内訳は、システムキッチン購入費、配管工事費、内装工事費、既存のキッチン撤去費などです。

キッチン自体を入れ替えるリフォームの場合でも、場所は変えずにシステムキッチンの入れ替えのみであれば、商品価格プラス10万円程度、総額50万~70万円ほどで工事ができます。

古い壁付けI型キッチンを対面式に変えるといった場合には、配管工事や内装工事が発生しますので、100万円程度の予算を見込んでおいたほうが良いでしょう。

レイアウトの変更や、キッチンを1階から2階へ移すなどの大規模な工事をする場合には、工事費用が膨らみがちなので、場合によっては150万~200万円ほどかかることもあります。

そのほか、食洗器やレンジフードといったオプションを追加する場合は、その分の費用がプラスされます。

キッチンのリフォーム事例

独立していたキッチンとダイニングスペースとを繋げた事例を紹介します。システムキッチンは比較的新しかったため、そのまま活かしながらも周囲との調和を取って新しく見せるように配慮。キッチン収納部分には木目調のダイノックシートを採用することで、温かみのあるキッチンスペースへと生まれ変わらせました。

そして、完全に壁付けだったキッチンのシンクや作業台部分の壁を抜き、ダイニングと繋げる対面式に。開放感と部屋全体としての一体感を生み出したこのリフォームでかかった費用は約80万円です。

次に紹介するのは、完全に孤立したキッチンのリフォーム事例です。収納も少なく、不便な空間となっていたところを明るく開放感のある空間に変え、さらに作り付けのカップボードも新調しました。対面式キッチンにしましたが、キッチンのレイアウトを完全に変えることになったので、工期は2カ月ほど、費用は約200万円と比較的大掛かりなリフォームでした。

キッチンリフォーム
キッチンリフォームの施工事例

>>キッチンのリフォーム事例をもっと見る

水回りリフォーム2.お風呂のリフォームの特徴

現在、お風呂の主流はシステムバスになっています。これは、壁や床まで含めたお風呂場全体がセットになっているタイプのものです。ユニットバスとも呼ばれています。一方、壁や床などをすべてオリジナルで組み上げていく方法が在来工法と呼ばれるもので、今でもシステムバスを入れることができない造りの家などではこの方法が取られます。

システムバスを利用したリフォームは、あらかじめ工場で作られた部品を組み立てる作業となりますので、工期が短く済むのがメリットです。機能面でも優れており、気密性や断熱効果の高さから人気があります。

お風呂のリフォーム例としては、在来工法からシステムバスへと替えるものや、浴室壁面・床面の張り替え、浴槽の交換、バリアフリー化などが挙げられます。また、浴室と接している場合が多い洗面所やトイレも同時にリフォームしてしまうケースも多いです。

お風呂のリフォームを行うと、より快適な生活を送れるだけではなく、断熱など性能が向上することで光熱費の節約にもつながります。また、急激な温度差によって発生するヒートショックを防ぐ、ケガの少ない浴室を実現するといった安全面のメリットも期待できるでしょう。

お風呂のリフォーム費用内訳と相場

お風呂場のリフォーム費用の相場は50万~150万円程度です。価格の変動要因として、基本的な部分ではユニットバスや床のグレード、浴室乾燥機の有無などが挙げられます。さらにジェットバス、浴室内スピーカー、テレビなどのオプションをつけるかどうかでも変わるでしょう。

費用の内訳は、既存浴室の解体工事費が10万~15万円、仮設工事費が2万~3万円、内装工事費に2万~3万円、給排水工事費が7万~9万円、ユニットバス本体費用が30万円~、そしてユニットバス取付工事費が5万~10万円といったところです。ほかにも、取り入れるオプションなどによっては別途発生する費用もあります。

このなかで、特に価格差が大きいのがユニットバス本体です。耐久性に優れ、カラーやデザインが豊富なFRP浴槽や、断熱性・保温性に優れたステンレス浴槽の場合だと約20万円~、汚れにくいホーロー浴槽で約40万円~、肌触りの良さやFRP以上の耐久性を持つ人工大理石浴槽で80万円~が相場です。

お風呂のリフォーム事例

在来工法で作られたお風呂場に断熱材を導入、そしてユニットバスへと交換したリフォームの事例では、工期が7日間~で、費用は150万円でした。築30年のお風呂場でしたが、現在主流となっている縦長の浴槽へとチェンジし、快適さもアップしました。

同じく築30年で「寒さと安全面をどうにかしたいとの要望でしたのでステンレス浴槽を解体し、断熱材を入れたり、防蟻工事、木部補修を行い、サッシの入れ替えや目隠しルーバーも取り付けて安全面も向上しました。最新バスへの変更で施行期間は約2週間で費用は160万円です。

築40年でステンレスの浴槽を思い切ってなくし、シャワールームとして改装したケースもあります。1坪分のスペースに、安くキレイなシャワールームを作りました。工期は3日間程度で、費用は30万円と手軽にできたリフォーム事例です。

お風呂リフォーム
お風呂リフォームの施工事例

>>お風呂のリフォーム事例をもっと見る

水回りリフォーム3.洗面台のリフォームの特徴

洗面台のリフォームについては、生活動線の中で「ちょっと手を洗いたい」という場所に手洗い場だけ作るようなリフォームから、既存の洗面台を新調したり、ダブルボウルにしたり、場合によってはすべて造作で作成するリフォームまで、幅広いニーズがあります。お風呂場・脱衣所とまとめてリフォームするケースも少なくありません。

今まで洗面台がなかった場所に新たに洗面台を増設する場合、工期は1階だと3~4日ほどですが状況によっては大きくぶれる事も少なくありません。戸建ての家で1階にしか洗面台がない場合に、2階の寝室付近にもうひとつ新設すれば、朝の忙しい時間帯に洗面台が混雑するのを防ぐことができ、家族全員が生活しやすくなるでしょう。

※2階に設置する場合は配管があるかどうかで工期は大きく変わってきます。

ボウルと鏡、キャビネットがセットになったユニットタイプでは、三面鏡や壁出し水栓シャワー付きのものが選べるなど、生活スタイルに合わせて便利な洗面台をチョイスできます。

また、洗練されたデザインの多い、カウンタータイプの洗面台にすることで、収納スペースを広く取ることもできます。

洗面台のリフォーム費用内訳と相場

洗面台のリフォーム費用は、水回りリフォームの中では比較的安価の10万~50万円が相場です。費用を左右するのは、洗面台のグレードやミラー、シャワー水栓の設置、収納の有無・大きさなどです。同時に床面の張り替えを行う場合は、追加費用がかかります。

既存の洗面台がある場合には、その撤去費用と処分費用として約3万~5万円必要です。洗面台本体の費用はグレードによりますが、最も間口の狭い500mmサイズでは4万円ほどで販売されています。最も普及している750mmサイズで6万~10万円、さらに大きく高級感のあるものでは50万円以上の洗面台もあります。

ただし、専門業者にリフォームを依頼すれば、洗面台の本体価格を割引で購入できる場合が多いです。床の張り替えをする場合には、さらに約2万~5万円かかります。

洗面台のリフォーム事例

古く、収納がなくて不便だった洗面台をリフォームした事例では、収納キャビネット付きの洗面ボウルに交換し、洗面所の壁や床も張り替えて温かみのある空間を演出しました。工期は3日、費用は30万円程度です。

戸建ての2階に新たに洗面台を設置したケースもあります。設置場所が問題でしたが、2階から3階へと上がる階段下のデッドスペースを有効活用して、トイレに隣接した手洗いボウルのみのシンプルな洗面台を設置しました。工期は10日間で、費用は60万円ほどです。

間口は広いけれど、収納スペースが少ない洗面所のリフォームでは、幅広の間口を目いっぱい使って、洗面ボウル下に収納スペースをしっかり確保しました。さらに、洗面所の雰囲気が暗いことも悩みだったため、壁や床材の張り替えも同時に行い、ウッディでサウスウエスタン調の洗面所に一新。工期は2週間で、費用は100万円でした。

洗面台リフォーム
洗面台リフォームの施工事例

>>洗面台のリフォーム事例をもっと見る

水回りリフォーム4.トイレのリフォームの特徴

トイレのリフォームにも幅があります。小規模なものでは便座の交換のみというケースもありますが、大掛かりなものでは便器自体の交換だけでなく、床や壁のリフォームを含むものまで、ニーズによってまちまちです。

最も多く行われるのが便器自体の入れ替えです。最新の便器は節水機能が搭載されているものがほとんどであり、暖房便座やウォシュレット機能はもちろんのこと、洗剤を入れておけば自動洗浄してくれるという優れものまで発売されています。

使用年数が経つほど、家庭の掃除ではどうしても落としきれない汚れが出てきてしまうのが水回りの悩みです。なかでもトイレは汚れが気になりがちですが、可能な限り清潔感を保ちたい場所です。便器だけでなく、床や壁クロスまで新しくすれば、見た目がキレイになると同時に気になる匂いもなくなり、まったくの別空間として生まれ変わらせることができます。

トイレのリフォーム費用内訳と相場

トイレのリフォーム費用の相場は10万~50万円ほどです。便器のグレードや床・壁のクロス交換の有無などによって費用が変動します。今までトイレがなかった場所に新設する場合には、追加の工事費用がかかるでしょう。

具体的には、既存のトイレ撤去費用が約4万円、新たなトイレの設置費用が約5万円、給排水管工事に約1万円、壁や床のクロス張り替えが10万円程度です。それに加えて、便器本体価格が20万円前後ですので、トータルでは40万円ほどになります。

実際のリフォームでは、便座のみの交換であれば約15万円、便器ごと交換すると約30万円です。さらに費用がかかるのが和式トイレから洋式トイレへのリフォームや、新たにトイレを新設する場合で、これらのケースでは約60万円かかることもあります。タンク式トイレをタンクレスにしてトイレ内を広くし、手洗い場を新設する工事も行った場合の費用は、約45万円が相場です。

トイレのリフォーム事例

便器を最新式のものに替え、壁と床のクロスも張り替え、紙巻器とタオルリングを新たに付けるリフォームなら、工期は1日、費用は25万円ほどです。

匂いの気になるトイレ空間に、常時換気を取り入れたリフォームもあります。便器もタンクレスにすることで空間を拡げ、暗い雰囲気だった室内を明るく爽やかにするため、こだわりのタイル貼りにしました。汚れにくく掃除しやすいトイレに生まれ変わらせるトータルリフォームでしたが、工期は3日間、費用は75万円と、短期間でリーズナブルに実現できた事例です。

また、家全体のリフォームに伴ってトイレをリフォームしたケースでは、狭く、無機質だったトイレの空間を広くし、ブルー基調の爽やかなトイレに生まれ変わらせるべく、タモ材などを使用しました。明かりは間接照明を採用し、柔らかい雰囲気に。ガラスの洗面ボウルや収納庫を取り入れ、便利で使いやすくするとともに、基本的な節水機能を備え、掃除のしやすさを重視した便器を導入しました。工期は家全体のリフォームとあわせて1カ月、トイレ自体にかかったリフォーム費用は80万円でした。

トイレリフォーム
トイレリフォームの施工事例

>>トイレのリフォーム事例をもっと見る

水回りリフォームで失敗しないためのポイント

水回りのリフォームで失敗しないためのポイント

最後に、水回りのリフォームで気を付ける点についてお伝えしていきます。

水回り4点セットでまとめて依頼するのが格安でおすすめ

戸建てでもマンションでも、水回りについて不具合を感じ始めるタイミングは同時に訪れることが多くあります。キッチン・お風呂・トイレなど複数の場所で、パッキンの緩みや金属部品の摩耗、汚れや腐食など、さまざまなトラブルが生じます。そのときにはちょっとしたトラブルだとしても、年数がさらに経てば通常使用に支障をきたし、本体の古さに不便さを感じることも増えるでしょう。

そのため、水回りのどこかに不具合が生じたら、ほかの場所もまとめて手を入れるのがおすすめです。キッチン、お風呂場、洗面台、トイレの4カ所のリフォームをまとめて業者に依頼すれば、資材の仕入れや排水管施行工事のコスト削減が可能となりますので、結果的に依頼者が支払う費用も安くできます。個別に工事するより、工期が短く済むのもポイントです。

昔はそれぞれが独立していた水回りですが、今はお風呂場の手前の脱衣所を広くして洗面台を設け、そこにトイレが設置されていることも多くあります。レイアウト的にも、同時リフォームが理にかなっているのです。

4カ所の水回りそれぞれを個別にリフォームすると費用がかさみますが、一度に行えば合計で150万~300万円ほどとリーズナブルにおさえることができます。

現状のデザインや動線を考えた設計にする

リフォーム設計を考えているイメージ図

水回りリフォームを業者に依頼する際には、今不便に思っているポイントや、希望する機能、想定している使い方などを業者に伝えましょう。経験と実績が豊富な専門業者なら、悩みを解決するための設計や最適な製品を提案してくれるはずです。

しかし場合によっては、業者にとって都合の良い工事内容やメーカーを勧められてしまうケースもあります。最悪の場合、見た目のバランスや使い勝手が今よりも悪くなってしまうこともあるかもしれません。それではせっかくのリフォームが台無しです。

水回りリフォームを依頼するときは、こちらの要望をきちんと聞いてくれる業者を選びましょう。プランナー、現場監督などを分業している業者が一般的ではありますが、できれば一貫して同じ担当者が窓口となってくれるのが理想的です。そのほうが依頼者にとってコミュニケーションが取りやすく、リフォームの具体的なイメージを伝えやすいでしょう。

保証やアフターサービスもチェック

事前に十分な打合せをして臨むリフォームではありますが、完成後に思わぬ不具合や、「イメージと違った」というトラブルが生じるケースもあります。そんなときのための保証やアフターサービスがきちんと設定されているかどうかは、大切なポイントです。

発注するときには、どうしても価格を重視してしまいがちですが、安かろう悪かろうで後悔してしまったという失敗は少なくありません。

水回りリフォームするということは、今後もその家に長く住むことを想定しているはず。その場限りではなく、リフォーム後まで安心して付き合っていける業者に依頼することが重要なのです。

水回りリフォームの費用内訳と相場

ここまでキッチン、お風呂、洗面台、トイレなどの水回りのリフォームの相場や依頼する際の注意点について解説してきましたが、実際にリフォームをお願いしたいが予算が限られているという方は多いのではないでしょうか。

最後に水回りリフォーム箇所毎に全体の費用相場とどこに費用がかかるのかの内訳を簡単にまとめましたのでご参照ください。

相場から異常に安い場合はどんな作業をするのかも見積等で確認し、しっかりと対応をしてくれる業者なのかを確かめる事も大切です。

水回りリフォームの費用内訳と相場

水回りリフォームは実績豊富なプロの業者に任せよう!

水回りリフォームは、ただ単に設備を新しいものに替えるだけにとどまりません。もともとのデザインや家全体の雰囲気にマッチするかどうか、そして住む人の動線を考えたときに不便がないかどうかなどを総合的に検討して設計・施行する必要があります。後悔することなく、満足できるリフォームをするならば、実績豊富で信頼のおけるプロに依頼するのがおすすめです。

※リフォームやリノベーションの費用は施行する地域によって異なるため、
本記事で紹介した金額はあくまでも目安としてお考えください。




水回りリフォームに関するよくある質問

水回りリフォームの種類はどんなものがありますか?
住宅における水回りとは、キッチン・お風呂・洗面台・トイレのことを指します。さらに、これらの水回りを複合的に行うことも水回りリフォームと呼ばれます。
水回りリフォームの費用相場はどのくらいですか?
既存の状態にもよりますが、キッチンリフォームなら50万~200万円程度、お風呂リフォームなら50万~150万円程度、洗面台リフォーム・トイレリフォームなら10万~50万円程度です。
水回りリフォームで失敗しないためのポイント は何ですか?
水回り4点セットでまとめて依頼するのが格安でおすすめです。また、現状のデザインや動線を考えた設計しましょう。保証やアフターサービスのチェックもお忘れなく。