仙台市の子育て世帯向け！リフォームで快適な子供部屋を作るポイント

子供部屋を有効活用するには、お子さんの成長に合わせた間取りを考えることが大切です。お子さんが安全かつ快適に過ごせるお部屋づくりをするには、どのようなポイントを押さえてリフォームを行えば良いのでしょうか。

 

本記事では、仙台市で子育て中の方のために、子供部屋のリフォームを考えるタイミングや、リフォーム・間取りのポイントやアイデア、注意点などを解説します。本記事を参考にして、お子さんの笑顔が溢れる子供部屋にリフォームしましょう。

 

子育てしやすい家づくり、リフォームから始めよう

お子さんの成長に応じて、住まいに求める機能性や快適さは変わっていきます。家族みんなが笑顔で過ごせる暮らしをかなえるためには、変化に応じて住まいを見直すことが大切です。

 

住まいに求めるものは人それぞれ異なりますが、子育て中のご家庭が特に重視するものは「安全性」ではないでしょうか。今ある家の良さを生かしつつ、安全対策を講じた空間にリフォームすれば、お子さんが元気に成長できる理想の住まいが実現します。

 

仙台市の子育て世代を応援！　リフォームで変わる暮らし

 

仙台市は子育て世代を応援する取り組みとして「若年・子育て世帯住み替え支援事業」を展開しています。この事業は、若年世帯や子育て世帯を対象として、子育てしやすい戸建て住宅への住み替えを支援するものです。

 

2025年度の事業内容の詳細はまだ公表されていませんが、2024年度は初年度支援として1世帯当たり最大25万円（基本額20万円）の助成を行いました。また、次年度以降から3年間、「年間1万円相当のicsca（交通ICカード）ポイントの付与」、または「年間1万円相当のお米配送」を継続支援する内容となっています（※）。

 

加えて、「若年・子育て世帯住み替え支援事業」の対象となる方が戸建てを持ち家として購入する際に住宅ローン「【フラット35】地域連携型」を利用すると、借入金利の引き下げを受けることも可能です。

 

この助成金を活用し、子育てしやすい広々とした戸建てに住み替え、家族に合ったリフォームを行うことで、家族全員が暮らしやすく、笑顔溢れる住まいづくりができるでしょう。

 

※ 参考：仙台市.「仙台市若年・子育て世帯住み替え支援申請の手引き（令和6年度版）」 ,（2024-12-10）.

 

子育てのことを考えた間取りの重要性

 

子育てを考えた間取りが重要になるのは、住まいがお子さんの成長に大きな影響を与えるからです。

 

例えば、家族が自然と集まれるリビングにすると、コミュニケーションが増え、お子さんが安心して生活できます。また、キッチンからリビングが見える空間づくりをすれば、家事をしながらお子さんを見守ることができるため、けがなどのリスクを低減できるでしょう。

 

加えて、お子さんの成長に伴い、衣類やおもちゃ、学用品などの持ち物がどんどん増えていきます。そうした物が散らからないようにするためにも、収納スペースをしっかりと確保することが大切です。

 

今はまだお子さんが小さい場合でも、あっという間に成長し、ライフステージにも変化が訪れます。子供部屋を確保することはもちろん、可動式の間仕切りを取り付けたり、リフォームしやすい間取りにしたりすることで、変化に対応しやすい住まいとなるでしょう。

 

子供部屋のリフォームを考えるタイミング

子供部屋のリフォームを考えるタイミングは、お子さんの成長に応じて何度か訪れます。具体的にどのようなタイミングで子供部屋のリフォームを考える方が多いのか、一例を見てみましょう。

 

小学校入学前後

 

小学校入学前は、子供部屋のリフォームを検討する方が多いタイミングの一つです。

 

小学校に入ると、ランドセルや教科書の他、絵の具セットや体操服、習字道具など、持ち物が増えます。幼稚園や保育園の頃と異なり、勉強できるスペースも確保してあげなければなりません。

 

またこの頃になると、自立心が芽生え「個室が欲しい」と思うようになるお子さんも増えます。親御さんとしても「個室を作ってあげたい」と考えるようになるため、リフォームを考えるようになる方は多いです。小学校入学前後のタイミングに子供部屋を用意してあげることで、片付けをする習慣や、自発的に学校や習い事に行く準備をする習慣が身に付きやすくなります。

 

ただし、お子さんがまだ小さいうちは子供部屋をリフォームしつつも、家族が一緒に過ごせる時間を重視することも大切です。

 

兄弟姉妹の成長

 

兄弟姉妹が成長したタイミングも、子供部屋のリフォームを考える代表的なタイミングです。

 

思春期を迎えると、兄弟姉妹であってもプライバシーを気にするようになります。これまで兄弟姉妹が一緒の子供部屋を共有していた場合でも、上の子が小学校高学年から中学生くらいになったら、プライバシーを確保してあげなければなりません。性別が異なる場合、より早いタイミングでプライバシーへの配慮が必要になることもあるでしょう。

 

同じ年齢でも、心の成長は一人ひとり異なります。お子さんの希望も踏まえつつ、最適なタイミングで個室を用意してあげることが大切です。

 

収納スペースの不足

 

収納スペースの不足がきっかけで、子供部屋のリフォームを検討するご家庭も多いです。

 

お子さんの学用品や衣類、おもちゃ、お気に入りのグッズなど、成長するにつれて、物はどんどん増えていきます。収納スペースが不足したままにしておくと、片付けたくても片付けられないため、部屋が散らかってしまいがちです。

 

収納スペースが不足している子供部屋をリフォームする場合は、お子さん自身が片付けやすいよう、手の届く収納スペースも確保するようにしましょう。

 

子供部屋リフォーム、間取りのポイントは？

 

子供部屋のリフォームや間取りを変更する際、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。3つのポイントをご紹介します。

 

防音対策を行う

 

子供部屋をリフォームする際は、防音対策をしっかりと行いましょう。

 

特にマンションなどの集合住宅にお住まいの場合、防音対策を講じていないと、ご近所の方からの苦情につながってしまいます。フロアにはクッション性のあるカーペットやマット、ラグを敷くと良いでしょう。吸音・防音効果が期待できる他、けがの防止にもつながります。

 

また、音は窓や壁からも伝わります。窓や壁に吸音シートや遮音シートを貼る、防音カーテンを取り付ける、壁際に家具を配置するなどの工夫が必要です。窓を二重窓にリフォームすれば、防音対策に加えて、断熱性を高められるので、光熱費削減にも効果が期待できます。

 

間仕切りパネルを活用する

 

間仕切りパネルを活用することも、子供部屋のリフォームのポイントです。

 

お子さんのプライバシーを確保するためにリフォームで壁を作ってしまうと、お子さんが巣立った後に、空間が活用しにくくなってしまいます。可動式の間仕切りパネルを活用すれば、コストを抑えつつ、お部屋を簡単に分けることが可能です。お子さんが自立した後は、間仕切りパネルを開けば、広い空間として活用できます。より簡易的に間仕切りをしたい場合は、アコーディオンカーテンやロールスクリーンを使って仕切る方法もあります。

 

ただし、可動式の間仕切りパネルやアコーディオンカーテン、ロールスクリーンは、音が漏れやすいというデメリットがあります。お子さんのプライバシーをより重視したい場合は、固定式の間仕切りパネルを検討するのも一つの方法です。また収納棚や本棚などを使って仕切ると、同時に収納スペースも確保することが可能です。

 

ロフトを活用する

子供部屋のリフォームを考える際には、ロフトの活用も検討してみましょう。

 

ロフトの設置は、限られたスペースを有効に活用できるリフォーム方法です。大きな間取りの変更をせずに居住空間を広げることができるため、増築に比べてコストを抑えやすい傾向にあります。また、秘密基地のようなワクワク感があるので、お子さんの感受性を育む場としても最適です。

 

ただし、ロフトには転落や天井への衝突といったけがのリスクもあります。リフォームの際は、安全性に十分配慮した設計が大切です。はしごではなく、収納式の階段やステップを取り入れることで、転落のリスクを軽減できます。

 

さらに、ロフトは天井付近に位置するため、熱や煙がこもりやすい点にも注意が必要です。断熱性や換気性にも配慮し、快適に過ごせる環境を整えましょう。

 

子育てをしやすい間取り・リフォームのアイデア

 

子育てをしやすい住まいを実現するには、子供部屋以外の空間も見直すことが大切です。

 

リビングの一角に学習スペースを設置

 

まだ小さなお子さんがいるご家庭の場合、リビングの一角に学習スペースを設置するのがおすすめです。

 

家族が集うリビングに学習スペースを作れば、お子さんは安心して勉強に取り組めます。親御さんもお子さんの学習の様子を見守ることができるので、適切な声かけやサポートがしやすくなるでしょう。お子さんが成長し、子供部屋で勉強するようになったら、その空間は書斎や趣味のスペースとして活用できます。

 

リビングに学習スペースがあると、勉強道具が散らかりやすいですが、近くに収納を作っておくと、整理整頓しやすくなります。ただしお子さんの性格によっては、賑やかな場所だと集中できないことがあるので注意が必要です。

 

将来を見据えたフレキシブルな間取り

 

リフォームをする際は、将来を見据えたフレキシブルな間取りにすることも考慮しましょう。

 

今のライフスタイルだけを考えて間取りを決めてしまうと、お子さんの成長に伴って、使い勝手の悪い空間になってしまう恐れがあります。可変性を持たせた間取りや構造にしておけば、ライフステージの変化に応じて、空間を有効活用できるでしょう。

 

間取りを決めるに当たっては建築に関する知識が必要となるため、リフォーム業者と相談しながら検討することが大切です。

 

自然素材で安心・安全な子供部屋に

 

子供部屋に自然素材を用いることで、お子さんが安心・安全に暮らせる空間づくりができます。

 

自然素材はアレルギーやシックハウス症候群などの原因となる化学物質の放出を防げることに加え、化学素材よりも黒カビが発生しづらいのがメリットです。代表的な自然素材である無垢材・漆喰・珪藻土などには、調湿効果や消臭効果もあります。自然の温かみも感じられるので、お子さんの心の成長にも良い効果が見込めるでしょう。

 

化学素材よりもコストがかかる傾向にありますが、お子さんの健康を考えて、自然素材の使用を検討してみると良いでしょう。ただし、自然素材は化学素材に比べてメンテナンスの手間がかかりやすい点に注意が必要です。

 

マンションでの子供部屋リフォームの注意点

 

マンションにお住まいの方が子供部屋をリフォームする際、注意しておきたい2つのポイントをご紹介します。

 

管理組合への確認・申請をしておく

 

子供部屋を含めマンションのリフォームをする際は、管理組合への確認・申請をしておきましょう。

 

管理規約上問題ないリフォームを行う場合でも、リフォーム前に管理組合に相談し、リフォームを行うための申請を行う必要があります。申請時に必要な書類は管理組合によって異なるので、事前に相談し、必要な書類をそろえておきましょう。

 

管理組合からの許可を受けなければ、リフォーム工事は開始できないため注意が必要です。リフォーム業者のサポートを受けられることがほとんどなので、まずは業者に相談してみましょう。

 

構造の都合で間取りが制限される場合がある

 

マンションで子供部屋をリフォームする場合、構造上の制約によって、間取りが制限される場合があることも理解しておく必要があります。

 

一般的なマンションの構造は、梁と柱で構成される「ラーメン構造」か、壁自体が構造体となる「壁式構造」です。壁式構造は柱がない分、空間がすっきりとしているのがメリットですが、壁を取り払うことで建物の強度が落ちてしまうため、間取り変更に制限がかかりやすいです。またラーメン構造でも、給排水管や電気配線の位置などによって、希望の間取りにはできないことがあります。

 

この点も専門的な知識が必要になるので、業者に相談するようにしてください。

 

仙台市で子供部屋のリフォームをお考えの方へ

 

日々成長していくお子さんが安心して快適に過ごせるようにするには、成長や状況に応じて子供部屋のリフォームをするのがおすすめです。ご紹介したリフォーム・間取りのポイントやアイデアを参考にして、お子さんはもちろん、家族みんなが笑顔で過ごせる空間づくりを行いましょう。

 

ONOYAでは、ご家族のライフスタイルに合わせたデザイン性のあるリフォーム・リノベーションをご提案しています。仙台市で子供部屋のリフォームを検討している方は、お気軽にご相談ください。