リフォームで叶える理想のインテリアスタイル|仙台市の環境に合わせた空間づくり
「リフォームで理想の部屋にしたいけれど、どんなインテリアスタイルが自分に合うのか分からない」「おしゃれにしたいけど、予算や住まいの条件に合うか不安」。このような悩みをお持ちではないでしょうか。
仙台市の気候や住環境を生かしながら自分らしい空間を実現するには、スタイル選びやリフォームの進め方にちょっとした工夫が必要です。この記事では、人気のインテリアスタイルや費用を抑えるコツを交えながら、理想の住まいづくりのヒントをご紹介します。
リフォームで自分らしいインテリアスタイルを実現するには?
自分らしいインテリアスタイルを実現するためには、まずどんな空間にしたいのかをじっくり考えることが大切です。部屋の雰囲気やテーマを決めた上で、家具や内装の選び方を工夫することがポイントになります。
実現したいイメージを明確にする
まずは「自分らしいスタイル」を明確にイメージしましょう。部屋全体の雰囲気やテーマを描いた上で家具や内装を選ぶことが大切です。
お気に入りの色やデザインを取り入れつつも、統一感を意識することで理想に近い空間に仕上がります。お店で見た時は素敵だった家具も、部屋に置いてみると合わないという経験はないでしょうか。アイテム自体は良くても、全体の雰囲気と調和していないと統一感がなく、なんとなく違和感のあるインテリアとなってしまいます。
統一感のあるコーディネートとするためにも、まずは自分の中で理想とするイメージをしっかりと固めておくことが大切です。
トレンドを追い過ぎない
また自分らしいインテリアを実現するためには、流行のトレンドに左右され過ぎないことも大切です。もちろん最新のトレンドを参考にするのも良いですが、リフォームは頻繁に行うものではないため、長く愛せるスタイルであることの方が重要でしょう。
トレンド要素は壁紙や照明など後で替えやすい部分に留め、床材や造作など大きな要素は飽きの来ないデザインにしておくと安心です。
リフォームで人気のインテリアスタイル9選
リフォームを機に人気のインテリアスタイルに挑戦する方も増えています。ここでは、リフォームで特によく選ばれている代表的なインテリアスタイル9種類を紹介します。それぞれの特徴を知り、お好みのテイスト実現に役立ててください。
北欧スタイル
北欧スタイル(北欧テイスト)は、フィンランドやスウェーデンなど北欧の暮らしに由来する、シンプルで温かみのあるインテリアデザインです。白や淡いグレーなど明るい色合いを基調に、木の質感を活かした天然木材の家具を組み合わせます。無駄のない機能的なデザインと、柔らかいテキスタイルや間接照明による温もりを両立させることで、居心地の良さと実用性を兼ね備えた空間になります。
北欧スタイルのコーディネートポイントは、ナチュラルテイストに近い落ち着きに加え、シンプルながらデザイン性の高い家具や雑貨を取り入れることです。優しいパステルカラーやグレイッシュカラーでまとめ、直線と曲線をバランス良く配置すると北欧らしい洗練された印象に仕上がります。
また、スタンドライトやペンダントライトなど間接照明を効果的に使い、冬の長い夜でも暖かな雰囲気を演出します。寒い地域にルーツを持つスタイルだけあって、季節を問わず心地よく過ごせる工夫が詰まっており、仙台市のように冬の寒さがある土地でも人気の高いテイストです。観葉植物やファブリックでアクセントを加えれば、一層北欧の豊かな暮らしを感じられる空間になるでしょう。
和モダン
和モダンスタイルは、日本の伝統美と現代的なデザインを融合させたインテリアスタイルです。畳や障子といった和の要素と、シンプルな洋風モダンデザインを組み合わせることで、落ち着きと洗練を兼ね備えた上質な空間を演出できます。色調は黒・濃茶・ベージュ・グレーなどのシックなものを基調に、差し色として深みのある朱色や藍色を配すると伝統的な趣を演出できるでしょう。
また素材や家具の選び方もポイントです。自然素材である竹や和紙、無垢の木材などを現代的な家具と組み合わせることで独特の調和が生まれます。座卓やローソファなど低めの家具を用いれば、天井との距離にゆとりが生まれ、和室のような落ち着きを感じさせます。
仙台市は歴史的にも和の文化が息づく土地柄ですので、現代の暮らしの中に和の心地よさを取り入れたい方に和モダンスタイルはぴったりでしょう。
インダストリアル
インダストリアルスタイルは、工場や倉庫のような無骨さを感じさせるインテリアデザインです。コンクリート打ちっぱなしの壁や天井、露出した配管、アイアンやスチール製の家具など、工業的な素材感を活かしたクールで機能的な空間が特徴です。色合いはブラック、グレー、ダークブラウンなどのダークトーンで統一し、装飾を抑えたシンプルな印象にまとめます。
リフォームでインダストリアルスタイルを取り入れる場合、素材選びがポイントになります。もし構造上可能であれば、壁の一面をコンクリート仕上げにしたり、既存の梁や配管をあえて見せるデザインにすると雰囲気が高まります。難しい場合でも、コンクリート調やレンガ調の壁紙を貼ることで手軽に無骨なテイストを演出できます。家具は装飾の少ないアイアンシェルフやスチール脚のテーブル、ヴィンテージ感のあるレザーソファなどを選ぶと良いでしょう。観葉植物を少し加えると、ハードな空間に柔らかさが生まれメリハリが付きます。
ナチュラル
ナチュラルスタイルは、自然素材の質感や優しい色合いを活かした温かみのあるインテリアです。木材や石、リネンなどの素材感を大切にし、ホワイトやベージュ、アースカラーで統一した柔らかな色調が特徴となります。派手な装飾は控えめにし、シンプルでほっと落ち着ける空間づくりを目指します。
ナチュラルテイストの部屋づくりのポイントは以下のとおりです。
- 木の温もりを感じる家具を選ぶ
- 壁や床のベースは白や淡いベージュ系でまとめ、差し色もグリーンやブラウンなどアースカラーでまとめる
- コントラストを強くし過ぎず、全体を柔らかなトーンで統一する
- ファブリックにはコットンやリネンなど天然素材を使い肌触りの良さを演出する
- 観葉植物やドライフラワーを置いて、さりげなく自然のアクセントを加える
ナチュラルスタイルは主張が強過ぎない分、他のテイストとのミックスもしやすいのが魅力です。例えば、直線的な要素を加えてすっきりさせたナチュラルモダン、北欧家具を組み合わせた北欧ナチュラル、カントリー調の雑貨で温もりを強調したナチュラルカントリーなど、自分好みにアレンジが可能です。
ホテルライク
ホテルライクスタイルは、高級ホテルのような洗練された非日常空間を自宅で再現するインテリアです。生活感をできるだけ抑え、上質な家具や照明を組み合わせることで都会的でラグジュアリーな雰囲気を生み出します。色使いはモノトーンやベージュ、ダークブラウンなど落ち着いたトーンでまとめ、統一感と清潔感を重視します。
ホテルライクな空間を作るためのポイントは、まず生活感を隠す工夫です。雑誌やリモコン、小物類は扉付きの収納にしまったり、美しいデザインのボックスやカバーで目隠しして、視界に雑多な物が入らないようにします。
カーテンや家具は高級感のあるものを選びましょう。光沢のあるファブリック、ガラスや大理石調のテーブル、重厚な木材の家具など、本物志向の素材使いで空間の格を上げます。
アジアン
アジアンスタイルは、東南アジアのリゾート地を思わせるエキゾチックでリラックスできるインテリアテイストです。バリ島やセブ島のヴィラをイメージさせる開放的な雰囲気づくりが特徴で、ダークブラウンの木家具や編み込みデザインのラタン家具などを取り入れることで、非日常の癒し空間を演出します。
アジアンテイストをリフォームで実現する際のポイントは次のとおりです。
- ローソファやフロアクッションといった低めの家具を配置する
- 籐(ラタン)や竹などの天然素材を使用する
- 柄物の小物でエキゾチックさを演出する
- 大型の観葉植物を置く
アジアンスタイルの魅力は、日常を忘れてリゾートホテルに滞在しているかのような癒しを味わえることです。アジアンテイストのインテリアに囲まれれば、忙しい毎日の中でほっと一息つけるオアシスとなるでしょう。
ヴィンテージ
ヴィンテージスタイルは、古き良き趣のある家具や雑貨を取り入れて、味わい深く落ち着いた空間を作るインテリアデザインです。長年使い込まれたような風合いを持つアイテムや、あえて使用感を出すエイジング加工が施された家具を配し、流行に左右されない普遍的なデザインでまとめるのが特徴です。新品にはない深みや温もりが感じられる空間は、どこか懐かしく居心地の良い雰囲気を醸し出します。
ヴィンテージテイストを取り入れるコツは、統一感のある年代やテイストに絞ることです。例えば、アメリカンヴィンテージでまとめるならミッドセンチュリー調の家具やポップな色使いを、ブリティッシュヴィンテージなら重厚な木家具や革張りソファを取り入れる、といった具合に方向性を定めると空間にまとまりが生まれます。
とはいえ「レトロ過ぎずアンティーク過ぎず」がヴィンテージスタイルの良さでもあるため、古臭くなり過ぎない程度に現代的な要素も織り交ぜるのがポイントです。深い色合いの壁紙や照明にオレンジ色の電球色を選んで柔らかな明かりにするなど、小技を効かせると一層ムードが高まります。
カントリー
カントリースタイルは、素朴で温かみのある欧米の田舎家をイメージさせるインテリアです。「カントリー(Country)」が示すとおり、自然に囲まれた昔ながらの郊外の家の雰囲気を持ち、白い壁に木製の家具、そして天然素材のファブリックや手作りの小物が並ぶ居心地の良い空間がカントリースタイルの典型といえます。まるで絵本の中に出てくるカントリーハウスのような、ほっこりとした優しさに満ちたインテリアです。
カントリースタイルの具体的な特徴を挙げると、まず自然素材の活用がポイントです。床や家具に無垢材を使い、リネンやコットンの生成りの布でできたカーテンやテーブルクロスを合わせると、素材感が統一されて温かみが増します。色使いは白とブラウンがベースです。白い漆喰風の壁と木目の見えるフローリングが揃えば理想的ですが、難しければせめて大型の家具(棚やテーブルなど)を木製にするだけでも雰囲気を作れます。アクセントにはパステルカラーやくすみカラーの淡い色調を少し加えると、カントリーらしい穏やかな空気感が生まれます。
ボタニカル
ボタニカルスタイルは、植物をふんだんに取り入れて自然の癒しを感じられるインテリアです。観葉植物や生花、多肉植物などグリーンを主役に据えたコーディネートで、お部屋にいながら森やジャングルの中にいるようなリラックス感を得られるのが魅力です。ナチュラルテイストとの親和性も高く、北欧スタイルや和モダンとも不思議とマッチする懐の深いスタイルでもあります。
ボタニカルインテリアのメリットは、まずリラックス効果が挙げられます。緑色には心を落ち着ける作用があり、寝室などに植物を置けば一日の疲れを癒してくれるでしょう。また、自然を感じられる空間になるため、ウッドやラタン等の天然素材の家具とも相性が良く、部屋全体がナチュラルで心地よい雰囲気に包まれます。さらに、植物には調湿効果があり、室内の湿度を適度に保つ手助けをしてくれます。観葉植物を置くだけでカビの発生を抑え、空気の浄化や循環も促進されるため、見た目の癒しだけでなく住環境の向上にもつながります。
ボタニカルスタイルを取り入れるコツは、部屋の中にグリーンコーナーを作ることです。例えば窓辺に大小さまざまな植物をまとめて配置したり、壁にプラントハンガーで吊り下げる植物を飾ったりすると、部屋の一角が映えるスポットになります。また、インテリアの配色にもグリーンを絡めてみましょう。ソファやラグをグリーン系でコーディネートすると、お部屋全体の統一感が高まり植物の存在が引き立ちます。葉っぱや花をモチーフにしたボタニカル柄のクッションやカーテンを使うのも効果的で、手軽におしゃれ度がアップします。
仙台市の住環境に合わせたインテリアスタイルの考え方とは?
仙台市は東北地方に位置しながらも、一年を通して比較的過ごしやすい気候に恵まれています。冬は晴天の日が多く真冬日(最高気温0℃未満)になることは稀で、雪も東北他地域と比べて少なく、降っても年に数回・数センチ程度という穏やかな環境です。
とはいえ、冬はやはり冷え込みます。仙台の冬に対応するには、窓や壁の断熱リフォーム、二重サッシの導入、床暖房や蓄熱式暖房器具の活用などで室内の暖かさを保つ工夫が有効でしょう。
インテリア面では、厚手のカーテンやカーペットを冬場だけ取り入れて冷気を和らげる、暖色系のファブリックや照明で視覚的にも暖かみを出すといった季節に合わせた模様替えが考えられます。
一方で夏場は湿度対策が必要です。通気性の良いリネン素材のカーテンやブラインドで風通しを確保し、調湿効果のある珪藻土の壁や観葉植物を配置することで、じめじめした暑さを和らげられるでしょう。
また、仙台は都市規模の割に住空間がゆったりしている傾向があります。そのため、リフォームでインテリアスタイルを追求しやすい環境といえます
例えばリビングダイニングを思い切って広い一体空間にリノベーションして憧れのホテルライクに仕上げたり、郊外の一軒家なら庭の緑を取り込むサンルームを作ってボタニカルスタイルの癒し空間にしたりと、スペースに余裕がある分さまざまなチャレンジが可能です。
仙台の恵まれた住環境を活かしつつ、自分たち家族にとってベストなインテリアスタイルを考えてみてください。
インテリアのリフォーム費用を抑える工夫
理想のインテリアを目指すとついリフォーム費用が膨らみがちですが、工夫次第でコストを抑えることも可能です。予算内で満足度の高いリフォームを実現するために、以下のポイントを押さえてみましょう。
予算と優先順位を明確にする
「絶対に実現したいこと」と「できればやりたいこと」を整理します。限られた予算をどこに配分すべきか優先順位を付けることで、コスト超過を防ぎつつ後悔のない取捨選択ができます。
使えるものは既存のまま生かす
キッチンや浴室など設備を全て新品に交換すると費用が嵩みます。扉の交換や塗装で雰囲気を変えられるものは極力残し、配管や構造に手を加える必要がある間取り変更は最小限にとどめると費用を抑えられます。特に水回りの位置移動は配管工事で高コストになりがちなので注意です。
DIYできる部分は自分で行う
壁の塗装やクロス貼り替え、棚板の設置など、比較的簡単で失敗してもやり直しやすい作業は思い切って自分でチャレンジしてみましょう。業者に全てを依頼する場合よりもコストを削減できます。ただし、電気工事や水道工事など専門資格が必要な作業は無理せずプロに任せ、安全と品質を確保してください。
まとめ
憧れのインテリアスタイルも、リフォームを通じて実現すれば毎日を過ごす我が家が大好きな空間に生まれ変わります。北欧、和モダン、インダストリアルなどさまざまなテイストがありますが、どのスタイルでも大切なのは自分や家族にとって心地よいと感じられることです。
仙台市という四季折々の表情が豊かな土地に暮らすからこそ、季節の移ろいや自然との調和を感じられるインテリアが暮らしに潤いを与えてくれるでしょう。ぜひ今回紹介したスタイルやポイントを参考に、理想の住まいづくりにチャレンジしてみてください。
リフォーム会社選びに迷ったら、仙台市でリフォームを手がける「ONOYA(オノヤ)」までお気軽にご相談ください。ONOYAは仙台を含む東北エリアで多数の実績を持ち、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添ったご提案をしています。