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【宇都宮市の暑さ対策】断熱リフォームで夏を涼しく!栃木県の気候に合わせた快適な住まい

宇都宮市に住んでいる方で、夏の暑さ対策でリフォームを検討されている方はいませんか。一般的に家のリフォームは屋根や外壁、水回りなどが多いですが、暑い夏をより快適に過ごすには断熱リフォームがおすすめです。現在の家の断熱性能に基づいて、必要な箇所に断熱材や遮熱材を取り入れて断熱リフォームを行うと、暑い夏でも快適な住環境を目指すことができます。

 

この記事では、宇都宮市の気候の特徴や住まいの課題から、断熱リフォームにおすすめの箇所を紹介します。断熱以外に効果的な暑さ対策のリフォーム例も紹介するので、本記事を読んで宇都宮市の暑い夏を快適に過ごせるような断熱リフォームや対策を行いましょう。

 

なぜ宇都宮の夏は特に暑い?

宇都宮市では近年、夏の暑さが厳しさを増しています。

 

気象庁が発表しているデータによると、2023年の夏は7月から9月の間に猛暑日(35度以上)を22日も記録しました。この傾向は年々強まっており、真夏日(30度以上)も増加の一途をたどっています(※1)。

 

さらに問題なのは、夜間も気温が下がらない熱帯夜です。気象庁では、熱帯夜の定義を夕方から翌朝までの最低気温が25度以上の夜としています。宇都宮では、2024年の7月から9月の間の熱帯夜が20日を超えており、夜に寝苦しい環境となっています(※2)。特に子どもや高齢者のいる家庭では、熱中症予防のために夜間もエアコンの使用が欠かせません。

 

このように、気候変動がもたらしている栃木県宇都宮市の暑さには、住まいの工夫や対策が必要です。

 

※参考1:国土交通省 気象庁.「宇都宮(栃木県) 2023年(3カ月ごとの値)詳細(気温・蒸気圧・湿度)」,(参照2025-04-27).

 

※参考2:国土交通省 気象庁.「宇都宮(栃木県) 2024年(月ごとの値)詳細(気温・蒸気圧・湿度)」,(参照2025-04-27).

 

断熱リフォームが宇都宮の暑さ対策に有効な理由

 

このような宇都宮市の暑さに効果的な対策をするには、断熱リフォームが有効です。

 

断熱リフォームとは、家の断熱性能を見直して、冷暖房のエネルギー効率を上げることです。国土交通省は2025年4月以降に建てる住宅は「超エネ基準適合」に沿っている必要があると発表しています(※1)。しかし、既存の日本住宅の約3割は断熱性能の基準を満たしておらず、近年の夏の酷暑にうまく対応できないのが現状です(※2)。

 

断熱リフォームを行うと、窓や屋根、外壁などを伝って家の中に入ってくる熱を効果的に防げるので、屋内の気温上昇を抑えることができます。また冷暖房の効き目も良くなるため、一年を通して電気代のコスト削減につながることもメリットです。

 

※参考1:国土交通省.「家選びの基準変わります」,(参照2025-04-27).

 

※参考2:国土交通省.「住宅の断熱性能、省エネ基準適合状況」,(参照2025-04-27).

 

どこを断熱する?

断熱リフォームにおすすめする箇所には、窓や屋根・天井、外壁、床などがあります。ここでは、それぞれの箇所を断熱した方が良い理由とその断熱方法をご紹介します。

 

 

窓は断熱リフォームに特におすすめの場所です。

 

窓は外からの自然光を取り込んで明るい室内にしてくれたり、外の景観を楽しんだりするのに欠かせません。その一方、夏に窓を伝って室内に熱が入る割合は73%と、家の中でも外からの熱が入ってきやすい場所です。

 

断熱や遮熱対策がされていない窓の例に、単板ガラスとアルミサッシを組み合わせたシンプルなものがあります。このような窓では、室内に熱を取り込むだけでなく、冷房の涼しい空気を外に逃す原因を作ってしまいます。この場合の断熱フォームでは、アルミサッシを熱伝導性の低い素材のサッシへ変更し、断熱性の高い複層の窓ガラスにするのがおすすめです。外からの熱を断って室内の冷気を留めてくれます。

 

他にも、既存の窓の内側に窓を施工する「内窓」も断熱リフォームの方法の一つです。内窓を設置すると、既存の窓と内窓の間に空気の層ができるため断熱性を高めてくれます。また、窓が2つになることで、防犯・防音効果も期待できるでしょう。内窓のガラスの素材を複層ガラスの遮熱タイプにすれば、夏に窓から熱が入ってくるのを効果的に防げるだけでなく、冬の寒さや結露を防ぐ効果もあります。

 

窓の面積が大きく冷暖房が効きにくいと感じる部屋には、このような断熱リフォームを検討してみましょう。

 

屋根・天井

 

断熱リフォームを検討すべき箇所の一つとしては、屋根や天井も挙げられます。

 

屋根や天井は、夏に上空から降り注ぐ太陽の熱を家の中に伝えやすい部分であり、夏に屋根を伝って室内に熱が入る割合は11%程度とされています。屋根の面積は広いため、断熱リフォームを行うと太陽から受けた熱の侵入を効果的に防いで家の断熱効果を高めやすいです。

 

一般的に、屋根の下側(小屋裏)から断熱リフォームを行う場合は、垂木の間に断熱材や遮熱材を施工したり、野地板の下に断熱材を吹き付けたりします。屋根の改修も合わせて行う場合は、屋根の外側、瓦の下に断熱材を施工します。特に2階の部屋が暑く感じられる場合や、冷暖房の効きが悪いと感じている場合に有効です。

 

外壁

 

外壁も、断熱リフォームを検討したい箇所です。

 

外壁も屋根や天井と同じく、方角や日照時間によって熱を受けやすい部分であり、外壁を伝って家の中に熱が入ってくる割合は7%程度といわれています。そのため、壁の下地を取り除いて断熱材を充填したり、壁と天井の隙間を埋める気流止めを行ったりすると効果的です。

 

建て付けが悪く隙間風を感じる家や、冷暖房があまり機能していないと感じている方は外壁の断熱リフォームを考えてみましょう。

 

 

断熱リフォームをする際、予算に余裕があれば床の対策も考えましょう。

 

夏に熱気が床を伝って室内に入る割合は3%と低めですが、冬に室内の暖気が床を伝って逃げる割合は7%と高めです。そのため、特に冬の寒さがこたえる場合には、床の断熱リフォームも考えると良いでしょう。床下のリフォーム工事では、床下にボード状の断熱材を施工します。畳の床でも断熱リフォームができるので、冬に足元の寒さが気になる方や冷暖房効率をより上げたい方におすすめです。

 

 

断熱と併せて行いたい!

 

断熱リフォームに併せていくつかの暑さ対策もしておくと、宇都宮市の暑い夏を乗り切りやすくなります。ここでは、その他の熱さ対策リフォームを3つ見ていきましょう。

 

日射の遮蔽

 

断熱リフォームと併せて、窓から入る日差しを遮ることで、さらに効果的に室内の暑さを抑えられます。

 

室内側からの日射対策には、カーテンやブラインドの設置がおすすめです。特に、夏の直射日光が入る窓に遮光性の高いものを設置すると、日差しをしっかりと防げます。夏の西日は太陽光の入射角度が低く室内に熱が入りやすいので、西側の窓に取り付けて特定の時間帯に使用するのも良い方法です。

 

最近では、ブラインドの羽の部分に空気層がある「ハニカム形状」の断熱ブラインドも人気です。ハニカム形状は、羽の部分にある中空層で熱の伝導を抑制できるため、窓の外から入ってくる太陽の熱を抑制できます。また、この中空層のおかげで冷房効率を上げる効果も期待できるので活用しましょう。

 

通風の改善

 

断熱リフォームと併せて、部屋を通る風の流れを工夫するのも暑さ対策の一つです。窓を開けても風が家の中を通り抜けずジメジメしている場合、風が通る入口と出口を作る必要があります。

 

代表的な通風リフォームには、玄関のドアや引き戸に網戸を取り付けて風の通り道を確保する方法や、明かり取りの窓を開閉するタイプに変える方法があります。また、防犯や目隠しの目的で使用する雨戸を通風するデザインに変えたり、既存の網戸を通風量の多いものに変更したりするのも有効です。窓はあるけれど風が通りにくい場合は、窓の開閉方法をリフォームで改善する方法があります。

 

他にも、窓の外にバーを取り付けて、地面に設置したプランターからつる植物を這わせてグリーンカーテンを作るのもおすすめです。夏によく育ちやすい代表的なつる植物には、ヘチマやゴーヤなどがあります。グリーンカーテンを通して部屋に入ってくる風は、植物が葉から水蒸気を放出する際の気化熱によって熱が奪われて、涼しく感じやすいです。そのため、グリーンカーテンの葉が茂るほど、森林浴と同じ効果で涼しい風が家の中に入ってきやすくなるでしょう。

 

このように、さまざまな工夫で通風を改善すると、より効果的に暑さ対策ができます。

 

屋根や壁の遮熱塗装

 

屋根や壁の遮熱塗装を行うことも、効果的な暑さ対策の一つです。

 

遮熱塗装とは、家の屋根や外壁に塗装して熱の吸収を抑制する方法です。屋根に塗装量を塗布すると、表面温度を下げて家の中に熱が伝わるのを抑制してくれます。遮熱塗装に使う塗料や家の形状、立地、環境などで効果に差がありますが、一般的に室内温度を1〜3度程度下げる効果があるとされています。

 

汚れにくく長持ちする遮熱塗料を選べば、外からの太陽光の熱を抑制して効果的な暑さ対策ができるでしょう。

 

宇都宮市で断熱リフォームを計画する際のポイント

断熱リフォームを計画するには、どのようなポイントに気を付けると良いのでしょうか。ここでは、宇都宮市に在住の方が気を付けたい断熱リフォームの計画ポイントを3つ紹介します。

 

住宅の断熱性能をチェックする方法

 

断熱リフォームを検討されている方は、まず各部屋の断熱機能をチェックしてみましょう。

 

断熱リフォームが必要かどうかを自分でチェックする際の項目には以下のようなポイントがあります。この中で一つでも当てはまるポイントがあれば、前向きにリフォームを検討すると良いでしょう。

  • 夜も熱気がこもって室温が下がらず寝苦しい
  • 1階よりも2階の部屋の方が熱く感じる
  • 家全体の冷房が効きにくいと感じる

 

より厳密に家の断熱性能を知りたい場合は、専門業者に断熱診断・調査を依頼し、暑さの原因を調べてもらうのもおすすめです。リフォームエンジニアが細かく家の断熱性能を調べ、目視やサーモカメラを使って暑さの原因を特定してくれます。

 

優先順位の決め方

 

断熱リフォームを計画する際、家全体のリフォームをする予算がない場合は優先順位を決めるようにしましょう。

 

理想的な断熱リフォームは、天井、床、四方の壁の合計6面に断熱材を入れる方法です。しかし、予算の都合や住まい方によって、優先順位を付けたリフォームを行うケースも多くあります。例えば、家族が集まるリビングやダイニングに熱がこもりやすいのであれば、その部分に絞って重点的にリフォームを行うなどです。

 

どの部屋を優先的に断熱リフォームすれば良いか分からない場合は、専門業者に断熱調査をして決定すると良いでしょう。

 

窓の断熱は特に重要

 

断熱リフォームを計画する際は、窓の断熱に重点を置くのも計画のポイントです。

 

前述の通り、夏に窓から入ってくる熱量の割合は73%を占めています。宇都宮市の暑さを凌いで過ごしやすい住環境を整えるには、窓断熱を優先的に考えてみるのも良い方法です。窓の遮熱性能が低いと、いくら冷暖房を使っても室温が均一になりにくくなります。

 

そのため、窓の断熱リフォームを行う際は、外から入ってくる熱を抑えつつ涼しい空気を室内に留める2つの側面から対策を行いましょう。

 

まとめ

 

宇都宮市の夏は、猛暑日や真夏日が多く厳しい暑さが続きます。快適に過ごすためには、断熱リフォームがおすすめです。中でも、熱の侵入が多い窓の対策は効果的です。内窓の設置や、サッシを熱を通しにくい素材に交換して複層ガラスにする工事などを、リフォーム業者に相談してみましょう。

 

窓以外にも、熱の侵入が多い屋根や天井、外壁、床などの断熱性能を高めることで、室内の暑さをやわらげ、家全体が快適になります。適切な断熱リフォームを実施すると、宇都宮市の厳しい夏が過ごしやすくなるだけでなく、冷暖房効率が向上して電気代の節約にもつながるでしょう。また、断熱リフォームに加えて、カーテンやブラインドでの日差し対策、網戸の交換やグリーンカーテンによる風通しの改善、屋根や外壁の遮熱塗装なども、暑さ対策に効果的です。

 

家の断熱リフォームを計画する際は、まず住宅の断熱性能をチェックして予算に応じて優先順位を決定しましょう。家の断熱性能を細かくチェックしたい方やリフォームの優先順位を相談したい方は、オノヤまでご相談ください。オノヤでは、お客さまのライフスタイルや住まいの状況に合わせた断熱リフォームのプランをご提案しています。家の断熱性能の判断から高品質な断熱材の施工まで、プロの技術で宇都宮の暑さ対策をサポートいたします。住まいの断熱性能を見直して快適な住環境を手に入れたい方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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