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床暖房リフォームの疑問に答えます!費用や基礎知識を解説

冬になると欠かせないのが暖房。特に寒冷地に住んでいる方には強力な暖房設備が必要ですよね。しかしヒーターやストーブなどの暖房設備は場所をとります。リフォームを考えるついでに床暖房も検討してみようとお考えの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は床暖房の種類や施工方法、費用など、リフォームにあたって知っておくべき基礎知識をご紹介します。

 

そもそも床暖房のリフォームは可能か?

一軒家であれば費用さえあればほとんどのリフォームが可能です。ところがマンションの場合、リフォームの種類によっては施工できない場合があります。そのため「そもそもうちで床暖房リフォームはできるのか?」と思っている方もいるでしょう。

ですがご安心ください。床暖房リフォームは一軒家・マンション、木造・鉄筋コンクリート、1階・2階などの条件によらずリフォームが可能です。

 

床暖房の種類

床暖房

http://refopedia.jp/klasic-9

 

単に床暖房リフォームといっても、種類や施工方法によってその特徴はさまざま。まずは床暖房の種類について解説します。種類は大きく分けて以下の2つ。

  • 温水式
  • 電気ヒーター式

 

温水式

温水式の床暖房は床の下にチューブを通し、そこに流れる温水を専用のパネルに循環させるものです。このタイプの床暖房は電源を入れてから部屋が温まるまでが早いという特徴があります。また床暖房の位置によって暖かさのムラが出づらく、部屋を均一に温めることができるのも温水式の魅力。ストーブのように近い場所は暑すぎ、遠い場所は寒すぎるといったことにはなりません。

床が直接温まるとなると、寝転がったり座ったりしたときに低温やけどになってしまわないか?という疑問もあるでしょう。しかし、温水式なら一番熱くなる場所でも40度程度。小さな子どもやペットがいるご家庭でも安心して使えます。

また、暖房のために使用した温水は循環させることができるため、電気代は部屋の広さや数によってさほど変化しません。他に暖房器具を用意する必要がなく、経済的といえます。

ただしリフォーム工事をする際は床下にチューブを通す工事だけでなく、水を温めるための熱源機も必要になるため、費用はやや高額になってしまいます。さらに熱源機は10年、チューブは30年程度のサイクルでメンテナンス、もしくは交換が必要になるため、あまり床暖房を使う機会がないと高くついてしまう可能性があります。寒冷地であれば不凍液を用意する必要もあるかもしれません。

以上のことから温水式の床暖房は在宅時間が長い方、家全体を効率的に温めたいという方におすすめです。

 

電気ヒーター式

電熱線などを用い、電気エネルギーをそのまま熱エネルギーに変換するのが電気ヒーター式の床暖房。部屋が十分温まるまでに時間がかかる、温まり方にムラがある、複数の部屋で使うとその分だけ電気代がかさんでしまうなどのデメリットが目立ちますが、仕組みは温水式の床暖房よりもシンプル。熱源機を別に用意する必要がなく、メンテナンスもほとんど必要ありません。

そのため脱衣所など限定的な場所で使う場合、わずかな時間しか使わない場合は電気ヒーター式の方が結果的に安くなることも多いのです。場合によっては電気料金のプランを変更したほうが良い場合もあるので覚えておきましょう。

 

床暖房のリフォーム方法

施工方法についても床暖房の種類同様、大きく分けて以下の2種類があります。

 

  • 重ね貼り
  • 貼り替え

 

重ね貼り

重ね貼りはその名の通り、既存の床の上にそのまま床暖房のリフォーム工事を行います。元の床に手を加える必要がなく、撤去の費用がかからないため費用は安く抑えることが可能です。ただし床の上に暖房ユニットや床材を貼ると元の床よりも一段高くなってしまいます。リフォームをしない床との間に段差ができてしまいますので、床暖房リフォームとは別に躓き・転倒防止のための簡単な工事が必要になるかもしれません。

 

貼り替え

貼り替えは元の床材を剥がし、その上で暖房ユニットや床材を貼り付けるという施工方法。ご想像の通り手間がかかり、費用もかかってしまうのが貼り替えのデメリット。しかし段差ができないため見た目が良く、機能性が高いというメリットがあります。

 

床暖房リフォームにかかる費用

床暖房

http://refopedia.jp/deduction

 

床暖房リフォームの費用は施工する面積によって大きく前後するため、ここでは5畳あたりの費用についてご紹介します。またここまで説明した通り、種類や施工方法によっても費用は前後します。

 

温水式の場合

重ね貼り:30万円~40万円

貼り替え:50万円前後

 

施工面積が1畳増えるごとにおよそ3万円ずつ高くなります。ただしここで示した費用はあくまで床の施工にかかるものだけ。温水式の場合はこの他に熱源機を設置するための費用も加算されますが、こちらの費用は50万円~100万円ほど。値段にかなり差がありますが、高いものであれば熱効率が良く、長い目で考えると電気代がお得になります。

 

電気ヒーター式の場合

重ね貼り:30万円前後

貼り替え:40万円前後

 

電気ヒーター式では施工面積が1畳増えるごとにおよそ5万円ずつ高くなります。温水式と違い熱源機の費用を考える必要はありません。

 

床暖房リフォームの工期

リフォーム工事をしている間は部屋が使えなくなってしまいます。となればリフォーム工事にどのくらいかかるのかも気になるポイントですよね。重ね貼りなら1日~2日、貼り替えなら3日~4日が大まかな目安です。もちろん施工面積によっては始めたその日のうちに終わることもありますし、5日程度かかってしまうこともあります。実際にどのくらいかかるかはリフォーム業者に相談してみなければ分かりません。

 

床暖房にリフォームする場合の床材は?

床暖房

http://refopedia.jp/house-building

 

床暖房リフォームにあたっては暖房ユニットの上に貼る床材も選ばなければいけません。タイルやコルクなどさまざまな床材を選べるのですが、一般的にはフローリングを採用することが多いようです。フローリングといっても一般的なものであれば熱によって曲がってしまうなどの問題があるため、床暖房の床材には熱や乾燥に強い特殊なものを選ぶ必要があります。特殊な加工をされたフローリングといえば複合フローリングをイメージされるかもしれませんが、最近は無垢フローリングでも床暖房に使えるタイプが販売されています。無垢へのこだわりがある方はリフォーム業者と相談してみると良いでしょう。

 

お得に床暖房リフォームするポイント

どうせリフォームをするのであれば、できるだけ省エネでお得な床暖房にしたいですよね。そのためには効率的に部屋を暖められるようにするべきなのですが、そこで意識したいのが家具の配置。例えばリビングをリフォームする場合、テレビ台やソファの下に床暖房があるより、歩く場所や座る場所にあった方が暖かくなるのは当然ですよね。そもそも床暖房は床の全面に敷く必要はありません。だいたい部屋の70%をカバーできていれば十分といわれており、あまり寒さが厳しくない地域であれば50%程度でも十分なのです。

 

設置後の生活をイメージして床暖房リフォームをしよう

床暖房の種類、施工方法にはそれぞれ違った特徴があり、使い方に合わせて最適な工事を選ぶ必要があります。お得にリフォームしたい場合もこれは同じ。リフォームにおいてはその後の生活を具体的にイメージすることが重要になるのです。

この記事を参考に、ぜひあなたも床暖房リフォームについて検討してみてください。