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砂壁を修繕したい!DIYでリフォームするにはどうすれば?

洋風の家屋が増えてきたとはいえ、自宅に和室があるという方もまだまだ多いでしょう。もしかするとあなたは和室の砂壁が最近ボロボロになってきたと感じているのではないでしょうか?そろそろリフォームも視野にいれなければとも考えているかもしれません。

リフォームを考えたとき、一度くらいは自分でなんとかならないかと思うでしょう。DIYなら人件費がかからない分お得にリフォームすることができます。

砂壁をリフォームする主な方法としてはペンキで上塗りするという方法がありますが、砂壁を修繕して使うというのも1つの選択です。

今回は砂壁のメリット・デメリットを改めて確認するとともに、DIYで砂壁を修繕する方法についてご紹介します。

砂壁をリフォームするべきタイミング

リフォームが必要だと感じたらそれがリフォームするべきタイミングです。しかし中には「気にはなっているものの、まだ少し早いような気がする」という方もいるでしょう。

では砂壁がどのような状態になればリフォームするべきタイミングといえるのか? それはズバリ「表面の砂が何もしていないのにパラパラと落ちるようになったら」です。落ちた砂を掃除すればまだまだ大丈夫とも考えるかもしれませんが、表面の砂が落ちている時点で砂壁としての能力は落ちていますし、ところどころ剥がれているような見た目ではみっともないですよね。

 

砂壁のメリット・デメリット

今はボロボロになっているせいで、砂壁に対して良い印象がまったくないかもしれません。しかし砂壁は古くから日本で使われている壁材。それなりのメリットがあるからこそ現代まで使われ続けているのです。まずは砂壁にどのようなメリット・デメリットがあるかを確認していきましょう。

 

メリット

優れた調湿機能

砂壁 リフォ―ム

http://refopedia.jp/summer-interior

 

私たちが暑い・寒いと感じる要因は気温だけではありません。湿度がどのくらいあるのかも体感気温に関係します。たとえば蒸すような暑さという表現があるように、夏に雨が降るといつも以上に暑く感じますよね。そんなときでも和室は他の部屋に比べて涼しいという印象がありませんか? これは砂壁の持つ調湿機能が理由の1つ。空気中の湿度が高いときは湿気を吸収し、反対に湿度が低いときは壁内の湿気を放出してくれるのです。

ということはもちろん空気が乾燥しがちな冬にも効果を発揮するわけです。空気が乾燥すると肌が乾燥してしまいますので、肌のトラブルがある方は特に注意が必要ですよね。また乾燥は風邪が引きやすくなる原因でもあります。砂壁なら他の壁材より湿度が上がりやすく、このような問題をいくらか和らげることができます。

 

消臭効果もある

砂壁 リフォ―ム

http://refopedia.jp/cat

 

犬や猫など、部屋中を歩き回るペットがいるご家庭は臭いが気になるということも多いでしょう。もしかするとあなたは換気や消臭剤といった対策を用い、日々臭いと戦っているかもしれません。そんな部屋の壁には砂壁が効果を発揮します。砂壁は空気中の湿気を吸うと同時に臭いも吸ってくれるため、消臭効果が期待できるのです。

 

防火効果も高い

自宅が火事になる…というのは考えたくないものですが、万が一という可能性はあります。家が燃えやすい建材でできているとあっという間に火が広がる心配があるでしょう。その点、砂壁の材料は砂や土。燃えにくい素材であるため防火効果が高く、燃え広がるスピードをいくらか抑えられます。

 

自然素材である

シックハウス症候群という言葉を聞いたことがありませんか? これは建材の化学物質などが原因で引き起こされる病気やアレルギーのこと。建材への化学物質の使用、屋内の高気密化により増えている症状です。

一方で砂壁は自然素材でできている壁材。また化学物質を吸収する働きもあるためシックハウス症候群の予防になります。

 

デメリット

何事にもメリットがあればデメリットもあるもの。ここまで砂壁のメリットを確認してきましたが、デメリットについてもきちんと確認しておきましょう。

 

砂が剥がれる

このページをご覧になっている方ならすでに経験している方も多いでしょう。砂壁は表面にある砂が剥がれることがあります。何か物をぶつけた場合はもちろんですが、長年使い続けていると何もしなくてもポロポロと剥がれてしまうのです。カーテンが近くにあると付着してしまったり下に落ちた砂の掃除が大変だったりと後始末が面倒になってしまいますし、一部分が剥がれていると見た目もよくありません。

 

やや古臭い印象がある

現代の家は洋室が中心になっていますが、和室を前提にしている砂壁はやや古臭いと感じるかもしれません。洋室にリフォームしたいということであればペンキでの上塗りや壁紙の貼り付けを検討するべきでしょう。とはいえ、そのまま和室として使うのであればピッタリな壁材です。

 

砂壁をDIYでリフォームするには?

砂壁のメリット・デメリットを確認したことで、やっぱり砂壁のまま使い続けたいと考えた方も多いはず。それではここからは砂壁をDIYで修繕するにはどうすれば良いかについて解説します。

 

【必要な道具】

下塗り材

下塗り材は壁の塗装をする際、最初に塗るもの。壁と上に塗る塗料を密着させるのが目的で、プライマーやシーラーと呼ばれることもあります。

砂壁を修繕する場合は砂壁用の下塗り材を選びましょう。一般的な下塗り材でもできないことはありませんが、やはり専用の下塗り材の方が美しい仕上がりになります。

 

壁材

砂壁剤には水と混ぜる粉状のタイプ、すでに水と混ざってそのまま使える半練りタイプの2種類があります。値段は半練りタイプの方がやや高くなっていますが、自分で粉と水を混ぜ合わせるのは少し難しいので半練りタイプの壁材を買うことをおすすめします。

 

コテ、盛板

当然ながら手で塗るわけにはいかないのでコテが必要です。盛板というのは壁材を乗せておく板のこと。パレットのようなものとイメージしてください。

 

マスキングテープ、マスカー

壁の塗装では関係ない場所に塗料や壁材を塗ることがないよう、テープなどで施工面以外の部分を覆います。これを養生といい、養生に使われるテープをマスキングテープ、マスカーなどと呼びます。

 

リフォームの流れ

まずは壁の表面に残っている砂を払い落としましょう。残った砂を落とさなければせっかく壁材を塗っても残っていた砂ごと剥がれてしまう可能性があります。というと心配になってしっかり砂を落とさなければと思うかもしれませんが、払い落とすべき砂はあくまで簡単に落ちるくらい剥がれかかっているものだけで十分です。ほうきなどを使い、表面を優しく払ってください。

施工面以外の場所をマスキングテープなどで養生したら、次は下塗り材を塗ります。おそらく1回では塗りきれないでしょう。砂壁は湿気を吸いやすい性質があるため、下塗り材もよく吸い込んでしまうのです。2、3回塗って下塗り材の光沢が確認できれば大丈夫。次はいよいよ壁材を塗っていきます。

半練りタイプの壁材を購入した方はそのまま塗れば良いのですが、粉タイプを購入した方は水と混ぜる必要があります。水を混ぜるときは、粉に少しずつ水を加えていくように混ぜましょう。いきなり水を多く混ぜてしまうと水っぽくなってしまいます。

 

リフォーム業者に依頼するべき場合

DIY慣れしている方であれば砂壁を自分で修繕することもできるでしょう。しかし場合によってはリフォーム業者に依頼するべき場合もあります。それはカビが生えている場合。たかがカビと思うかもしれませんが、カビはアレルギーや感染症の原因になるもの。放置しておくと臭いも気になってくるでしょう。掃除してすべて取り除けるほど表面にあればよいのですが、ひどい場合は壁の裏にまでカビが広がっていることがあります。この場合は塗り直しても一時的な対策にしかならず、いずれ塗り直した壁の表面にもカビが生えてきてしまうでしょう。根本的な対策を行うにはやはりプロの手を借りるのが一番です。

 

リフォーム業者へ依頼する場合の料金・工期

6畳程度の和室であれば5万円~10万円程度の費用がかかります。工期は2日~4日程度を見込んでください。現在はリフォームする予定の和室で寝ているという場合は、工事の間は他の部屋に移ることも考える必要があります。