プロ目線戸建てリフォームの費用相場まとめ!原状回復費用もご紹介

戸建てのリフォームはどこまで手をかけるかによって、費用が大きく異なります。すべてをフルリフォームする場合、1,000万円を超えるケースも珍しくありません。そのため、あなたの思い描いたリフォームを行うためには、ある程度の費用相場を知っておく必要があります。

使用する素材、業者によって大きく相場が変わりますので、十分に注意しておきましょう。さて、それではあなたが戸建てリフォームで迷わないように、費用相場を徹底的にまとめていきます。

戸建てリフォームはどのくらいのお金がかかる?

戸建て リフォーム

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小規模から大規模まで、戸建てリフォームは費用相場がバラけやすいです。通常のリフォームから間取りを変えるリフォームまで含めると、費用相場は100~1,000万円がボーダーになります。もちろん数千万円以上かけるケースもありますので、相場がわかりにくいでしょう。

一般的な基準としては、500万円以下をボーダーとしている方は多いのではないでしょうか?間取りを変更する場合でも、500万円あればある程度のリフォームが可能です。ただし、キッチンを上下階に移動させる、トイレを全く別の位置に取り付けるなどを行うと、費用は大幅に高くなります。

リフォーム費用が高くなりやすいポイント

戸建て リフォーム

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 水回りの移動
 補強工事込みの増改築
 主要部分の補修

リフォームで大幅若王寺が必要になるのは、上記の3つになります。それぞれ何が原因となり、金額が高くなるのかを見ていきましょう。

 

水回りの移動

トイレやお風呂の位置を変える、キッチンを移動させる場合には、水道管や配線の工事が必須です。少しの移動であれば、多少配線を伸ばすだけで済みますが、大幅な移動となると大きな工事になります。

例えば、2階にトイレを取り付けるなら、1階と同じ位置に取り付ければ直線で伸ばすだけで済むでしょう。しかし、今のトイレの位置とは真逆にあるような場合だと、壁の中で水道管を延長させなければなりません。

リフォーム費用が高くなるだけではなく、1週間から2週間ほどの工事期間が必要になります。そのため、配線が必要な設備を移動させるときは、あまり大きな移動は考えない方が良いでしょう。

 

補強工事込みの増改築

今ある建物に2階を作る、もしくは2階部分に設備を追加するときは、建物が重量に耐えられるかがポイントになります。何も考えずに増改築を行おうとすると、補強工事が必要になり、リフォームが高額になります。

特に耐震補強を行わないと、地震による衝撃に住宅が絶えきれなくなるでしょう。どの程度重みに耐えられるかは、素人では判断が付かないので、住宅のプロに頼るしかありません。耐震工事ともなると、100万円~200万円の費用となります。

もしあなたが思い描いているリフォームを行うなら、必ず業者と打ち合わせを行い、補強工事が必要になるか確認しておきましょう。

 

基礎部分の補修

戸建て リフォーム

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リフォームが想定外の費用になる場合、主要部分の補修が必要なケースが多いです。「増改築のリフォームじゃないのに、なんでそんなに高いの?」そう感じてしまいますよね。建物には柱や壁といった基礎部分となる基盤にダメージが入ると、一気に劣化が進みます。劣化したまま放置していると、将来的に必ずお家が崩れてしまいます。

基礎部分の補修が必要になる場合、いくつかの原因が考えられます。代表的な原因としては、「地盤」「シロアリ」「腐食」の3つです。それでは、補強工事が必要になる原因を深く見ていきましょう。

 

地盤沈下によって家が傾いている

住宅に問題はないものの、地盤沈下によって明らかに家が傾いている場合、地盤を強化しなければなりません。具体的なリフォーム工法としては、3つの方法があります。

 表層改良:約40~60万円
 柱状改良:約60~80万円
 鋼管杭工法:約70~90万円

表層改良は固化材と地盤の土を混ぜて、地盤を固める手法。ゆるい地盤が2m以内の場合に使用される工法で、比較的手軽に行える地盤補強です。

柱状改良はコンクリートの柱を地盤に埋め込み、しっかりと地盤を支える工法です。ゆるい地盤が8m以内の場合に使用される工法で、大型の重機を使用するスペースがないと、補強工事が行えません。表層改良と柱上改良は、工期は2日以内となるケースが多いです。

鋼管杭工法は地盤を補強するのではなく、地下深くにある地盤まで鋼管を固定して、建物をガッチリと固定する手法。工期が3日以上かかるケースもあり、大掛かりな工事となります。

地盤沈下の場合は、地盤調査会社に依頼を行い、どの程度の補強が必要か確認してください。ただし、施工後に住宅が崩れてしまうリスクを考えて、不要な改良工事を行う業者も少なくありません。あくまでリスク回避のためではありますが、リフォーム費用が高くなるのは避けたいところ。

そんなときは、調査会社と施工会社を別々に依頼してみてください。格安な工事に変わることもありますので、ぜひ相見積もりをしてみましょう。

 

シロアリによる基礎部分の破壊

住宅の木材を食べてしまうシロアリの被害を受けると、住宅は中身がスカスカな状態になります。家の基礎がダメージを受けてしまい、家が潰れてしまう可能性が高くなるでしょう。一般的にシロアリは3年以内に家を潰すと言われるほど、深刻なダメージを与えてしまいます。

また、断熱材や浴槽を食べてしまうケースもあり、迅速に対処しなければなりません。さらには、シロアリは何でも食べてしまうため、リフォーム相場が算出しにくいことが特徴です。ざっくりと計算すると、相場はこのようになります。

 

 シロアリ駆除:1㎡あたり2,500円
 家の柱:約100~300万円
 基礎部分:約200~300万円
 浴槽:約50~150万円
 キッチン:約80~160万円
 補強工事:約40万円

 

高額リフォームになり、工期も長い大規模リフォームとなるでしょう。しかし、基礎部分が破壊されているため、そのまま放置することはできません。できる限り被害を食い止めるためにも、1年に1度はシロアリ調査をしておきましょう。

 

湿気による腐食

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浴室をリフォームするときに、解体作業中に柱や土台が腐食していた。戸建てリフォームを行うと、思わぬ基礎部分がダメージを受けていることは多いです。水による湿気で木材が腐食していると、そのままリフォームを進めることはできません。放置してリフォームを進めてしまうと、いつかは浴室の床が抜けてしまう可能性があります。

また、基本的には浴室リフォームで見られますが、屋根裏や外壁近くの柱が腐食するケースもあります。これは経年劣化により、屋根や外壁に小さな穴が空き、少しずつ雨風によって腐食されたことが原因。

 柱・土台のリフォーム:50~150万円

基本的に浴室の柱が腐食していた場合、同じようなリフォームを行うため、費用はシロアリが浴室を破壊した場合と変わりません。

 

正しい費用相場を押さえて自由な戸建てリフォームをしよう!

戸建てリフォームは種類が非常に多いため、費用相場が安定していません。100万円で済むケースがあれば、3,000万円かけてリフォームするケースもあります。人それぞれリフォーム内容は変わりますが、どこまでこだわるかがポイントになるでしょう。

また、あなたが思っているよりも、リフォーム費用は高く付いてしまいます。水道管や配線の工事が必要になるケースだと、リフォームのために工事が必要になります。さらには、基礎部分がダメージを受けている場合、リフォーム当日に高額な費用に変わるケースもあるでしょう。

事前にリフォーム業者と入念に打ち合わせを行い、追加リフォームが必要になるケースも聞いておくとプランが立てやすいです。戸建てリフォームは自由度が高い分、費用が高くなってしまうもの。あなたの思い描いたリフォームが行えるように、しっかりとリフォームプランを立てておきましょう。



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